飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

副議長の辞職勧告決議可決。爆弾発言も! ゴミ袋値下げ・水道料金値上げ共に可決。

6月議会閉会。

6月11日からの6月議会も24日に全ての議案の処理を終えて閉会しました。
市長提案の議案はゴミ袋値下げ・水道料金値上げを含めて全て原案可決。副議長の辞職勧告決議については賛成多数で可決となりました。

 

まずは、坂平副議長の辞職勧告決議について。9時半の議会運営委員会では、いくつかの質疑があった後に会議日程の一番最初に入れることを決定。
10時からの本会議では、開会早々議題となりました。決議の対象となっている副議長は除斥といって、この議題が終わるまで議場には入れません。

 

この副議長を含め、数人が欠けたカタチでまずは永末雄大議員が提案理由の説明。そしてその後に質疑。ここでは私も提案者の1人として答弁に立つ場面がありましたが、ちょっと上手く説明できていない点もあり反省です。

 

1時間弱繰り広げられた質疑も終え、討論に。まずは川上議員が、反対の立場で討論。続いて、小幡議員が賛成の立場で討論をされました。

 

その小幡議員の討論では、議長選挙が行われた5月25日の前夜に、副議長が自分の議長就任をもくろみ500万円を提示して投票依頼したとの爆弾発言も!
もし、これが事実であったら本当に恥ずべき行為です。

小幡爆弾発言 

youtu.be

 

討論はこの2人。そして討論を終え、採決に。
結果は、賛成10に対し、反対8で賛成多数で可決となりました。
ここまで終わった段階で、11時30分をまわったくらいだったでしょうか。
この後、昼の休憩を挟み、午後1時から各常任委員会で審議された議案についての各常任委員長報告・質疑・討論・採決と進みました。

 

 

その中で、悩んだ末、ゴミ袋の値下げについては、コロナの中で厳しさを増している市民負担・企業負担を少しでも実現できることから賛成としました。

 

 


もう一方の水道料金の値上げについては、企業局がこれまでかなりの経営努力をしてきており値上げもやむなしという一面があるものの、全国で水道事業者の4割が何らかのカタチで水道料金の減免などをおこなっていることや(以下リンク①参照)、国もコロナ関連での交付金をつかって水道料金の減免などを行う事を認めた通知(以下リンク②参照)を出していることなどから、飯塚市も何らかの支援を考えるべきであり、このコロナ下という戦時中とも言える中で値上げをすべきでないと判断し、反対としました。

 

① 2021年1月22日付朝日新聞デジタル記事
コロナ禍、値下げ相次ぐ水道料 減収のツケは次世代に?

www.asahi.com

② 令和2年5月19日付厚生労働省医薬・生活衛生局水道課長通知
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた事業に対する財政支援について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000632245.pdf

 


ちなみに飯塚市は水道料金について減免等はやっていませんが、お隣嘉麻市は、半年間基本料金を50%減免しています。

 

 

また水道料金値上げに関する補正予算(システム変更費用約500万円)については、作業自体が①料金設定の変更(最少だと15カ所のみの修正)、②料金チェックに廻る方々が使うハンディターミナル(多くて30台程度)のデータ更新、③口座振替の場合の110円減額の3点だけであることから、500万もの金額が妥当かどうか疑問に思いましたので、その点、IT事業者の方々にご意見をお聞きしました。
すると、妥当かもという意見があった一方で、過剰ではないか、確認すべきだと言った意見もありましたので、担当部署からある程度の聞き取りをした上で、補正予算そのものには賛成だが、業者の出してきた見積もりが妥当かどうか再度その点を確認してから執行するようにと求めました。


この水道の2件については、本会議で簡単な討論をしています。 


その後、意見書案1件の処理、報告事項7件の報告・質疑ののち、署名議員を指名して全ての日程を終え、閉会となりました。

 

 

いや〜、疲れました。

飯塚市議会、明日が最終日。ゴミ袋値下げは? 水道料金値上げは? そして副議長の辞職勧告決議も!

6月11日から始まった令和3年第4回飯塚市議会定例会、通称6月議会も明日が最終日。

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副議長辞職勧告決議案


明日は、上の写真紹の決議案と共に、各議案の審議結果の報告をする委員長報告・質疑・討論・採決、また報告事項の説明・質疑、署名議員の指名が行われます。



まずは、注目されたゴミ袋の値下げですが、委員会では可決となりました。

 

ただ、ゴミ袋の値下げの審議の中で見えてきたのは、次のようなことなどいろんな点で検討不足であることでした。

  1. 当初はゴミ処理費用の1/3をゴミ袋で負担してもらうはずだったのが、今では20%、値下げ後では14%となること
  2. 可燃ゴミについての収集・処理に関する資料はあるけど、かんびん・不燃ゴミの収集・処理の費用に関する資料がないこと
  3. 今後予定されている清掃工場の建設に関するお金をまったく積み立てたりしていないこと
  4. 飯塚市環境審議会で値下げについて審議していないこと。
  5. 事業系ゴミ袋大の値下げ幅が30%と他のゴミ袋の多くが25%値下げ

 

一方で、コロナの中で厳しい思いをしている市民・企業の皆さまに対し、値下げがありがたいことも事実。
検討不足な議案を通して良いものかと考える自分と、市民生活に直結するゴミ袋を少しでも安くできることを歓迎すべきかと考える自分がいて、明日直前まで悩むことになりそうです。

 

 

もう一つの注目議案の水道料金の値上げについてですが、こちらも委員会で可決となっています。
この水道料金の値下げについては、本会議で何点かの質疑をした上で、次のような問題提起をしていました。

【私の問題提起】
今回の料金値上げは料金体系はそのままで、それぞれの料金に平均35%の大幅値上げだ。
だが、福岡市の料金を見ると、150mm以上の場合の基本料金が63万8千円と、飯塚市の61200円に対し、10倍以上となっていること、また家事用と家事以外の用にわけてあり、家事用を抑える工夫がなされていること、使用水量あたりの料金を見ても、使えば使うほど高くなるようで、これも、一般家庭で節水をしている家庭を優遇しようという姿勢が見える。
今回、20年ぶりの大幅値上げが、この料金体系のまま、なされることが妥当なのか、各種資料の提出を求めた上で、しっかり審議して頂きたい。
また、今回の値上げがこのコロナの時期に行うことが妥当なのか、例えば、コロナの期間については家庭等の支援の意味から1年先送りすることなどはできないのか、しっかり審議して頂きたい。

 

この点を考えると、審議不十分にも思えます。
この2つの議案を含め、さあ、どうするか、明日朝までしっかり悩みます。

 

【副議長の辞職勧告決議】

今日、同僚議員と共に副議長の辞職勧告決議を提出しました。

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今回提出に至った原因は、5月議会の運営について。
議長から出された辞職願の取り扱いが非常におかしなものであったというのがその理由です。明日の議会最終日、9時半からの議会運営委員会で、副議長の辞職勧告決議の取り扱いが決まり、10時からの本会議で審議となります。
ぜひ、議場で、ネットでゴミや水道の議案の行方と合わせてご覧下さい。


ネット中継はコチラからどうぞ。
 

www.youtube.com

建て替え費用を稼ぐのに200年?やっぱりレース場のメインスタンド建て替えはやめよう。

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飯塚オート


私の一般質問、15日に終了しました。

やっぱり、オートレース場のメインスタンドの建て替えはすべきでないというのが改めての私の結論です。

 

一言で言うと、36億円を使ってメインスタンドを建て替えても、それに見合った利益が取れないんです。
何のためのレースなのかというと、市の財政を支えるため。

それが成り立たないのなら、方針転換をすべきというのが私の結論です。

 

以降、質問の際に使った資料などを交えながら、説明しますね。

 

まずは、オートレースの基礎知識です。
まず、なんのためにオートレースをするのでしょう?
一般質問での答弁によると、その目的は、小型自動車等機械工業の改良・振興・合理化
、体育事業・その他公益事業の振興、地方財政の健全化だそうです。

これは法律に書いてある文言で、建前はその通りですが、実際は、最後の地方財政のためというのが、一番の目的ですね。

 

飯塚市の財政のためにスタートしたオートレースは、昭和32年度の開設以来、平成9年度までの41年間、総額587億4600万円を市の財布へ繰り入れを行い、財源確保に貢献して頂きました。
ここ、ホント感謝です。僕らのでた小学校中学校が木造から建て替えられたのはオートレースのおかげといっても良いでしょう。

 

しかし、そのオートレースも、レジャーの多様化などから、入場者・売り上げともに下降をたどり、赤字に。累積赤字も18億円になりました。その後、平成27年度から、包括的民営委託と言って、運営を民間企業に任せて、なんとか黒字に転換して今に至ります。

 

以降の黒字の金額と累積赤字の額は、次の通りです。()内が累積赤字額

平成27年度    1億8千万円(△16億1千万円)

平成28年度      4千万円(△15億7千万円)

平成29年度       1億円(△14億6千万円)

平成30年度      7千万円(△13億9千万円)

令和元年度       7千万円(△13億1千万円)

令和2年度(見込) 2億9千万円(△10億3千万円)

 

そんな飯塚オートも、昭和42年に現在のレース場に移転して、55年近くとなり、老朽化、そして耐震も問題となりました。ちょっと施設を見てみましょう。

 

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飯塚オート

今回建て替えるメインスタンドは、中央の部分です。

 

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右がメインスタンド、奥に見えるのは第2スタンド


場内からの写真がコチラ。メインスタンドの上に、特別観覧席や本部などがあります。

 このメインスタンドが老朽化したことと耐震診断で問題があったことなどから、建て替えてちょっとコンパクトな施設にしたいと言うのが、市の方針。
今年度の予算に36億円とでてきました。

 

これに対し、民間委託したことで黒字になったのは喜ばしいけど、まだまだ累積赤字が残っており、それを返している最中であること、ここ5年間の黒字も平均1億円弱で、36億円を稼ぐには40年近くかかってしまうことから、慎重にすべきというのが、3月議会での私の指摘でした。

 

で、今回は,それを更に深掘り。すると、とてもすべきでないという点が一杯見えてきました。

 

まずは、施設の面から。今回はメインスタンドの建て替え予算が上がっていますが、他にも第2スタンドや選手宿舎もメインスタンドとほぼ同じ年齢です。ということは、こちらも改修や建替が必要になると言う事です。

 

しかし、どちらもその費用について試算はなされていません。じゃあ、他のレース場での事例は?と聞くと、川口オートが選手宿舎を他の施設を合わせて複合化して建て替えた事例があります。なんと約100億だそうです。

 

このように、今後予想される費用が出されていません。

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ですね。

 

 次に、売上の動向です。 
何か欲しいものを買う時に、アマゾンや楽天などをご利用される方も多いことと思います。
レースの売上も大きく変わってきており、今ではネットでの売上がメインになりました。
CMでもおなじみ、オッズパークなどですね。

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オッズパーク

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チャリ・LOTO

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ギャンブー

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ウィンチケット



実際の数字を見てみましょう。

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レース売上・利用者推移

 これでわかるのは、まさにその売上構造の変化です。

2016年の137億円から、2017年は140億円、2018年144億円、2019年154億と順調に伸びてきていましたが、コロナでの巣ごもり生活の影響からか、2020年度は、208億円とぐんと伸びます。

 

この売上が伸びた一番の要因は民間ポータルの伸び。
昨年度2020年度の数字でいうと、全体で207億円の売上があるのですが、一番売上が大きいのは、オッズパークやチャリ・LOTO、ギャンブー、ウインチケットなどの民間ポータル!
民間ポータルの5年前の売上は28億円と全体の20%と、場間場外(他のオートレース場での売上です)の42億円、オフィシャル(オートレース公式サイトでの売上です)の38億円に続く程度にすぎなかったのですが、これが、うなぎ登り!

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売上推移

 

上のグラフで灰色の民間ポータルは、36億円、46億円、69億円とぐんぐん伸びで、昨年度は、136億円、65.7%と、おおよそ全体の3分の2を占めるまでに伸びています。

 

対して、オートレース場での売上は、コロナの影響もあり、2020年は6.6億円とわずか、3.2%。2016年の13%から10ポイント減。2019年からみても半減してしまいます。

 

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売上割合

これに呼応するかのように、利用者数も大きく変化。オートレース場の入場者も20万人が7万人まで激減しています。


これを頭に入れた上で、オートレースの売上がどう使われるかを見てみましょう。

今回の質問での答弁によると、100円の売上があったとすると、70円の配当を引いた30円が収益。その内訳は、選手賞金が5円、人件費が0.3円、開催に係る経費が19.9円、JKA交付金が2円、残りの2.8円が純利益だそうです。

 

この数字からすると、2020年度で、オートレース場での売上から得られた利益は、約1800万円。(売上6.6億円×2.8%)

メインスタンドの建て替え費用36億円を稼ぐには何年かかりますか?との問いかけに、
市は、200年と答弁しています。


他にも試算の方法がありますので、先ほどの売上からの試算を含め3パターンを作って、紹介しました。それが次の表です。

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スタンド収益試算

一番下の本場開催経費より試算というのが、先ほどの分です。
一番上の包括外部委託より試算というのは、民間委託先から入ってくる収益を、売上の比率で割ったもの。

真ん中の単年度収支より試算というのは、市の予算書にある実際の利益を、売上の比率で割ったものです。

 

どれを見ても、惨憺たる状況。一番良い数字でも約87年かかります。
言い換えると、飲食店をやってて古くなったから建替をしようと見積もりとったら、200年分の利益に相当するだけの見積もりが出てきたようなモノです。
そう考えると、やっていいかどうかは、わかりますよね。
もちろん、普通の民間企業だったら、あり得ません。

 

そして、これはあくまでメインスタンドだけの建て替え費用を飯塚オートレース場からの利益と比較したものです。
最初に書いたように、第2スタンドや選手宿舎も請求書を持って追いかけてきます。

 

もう一度基本に返ると、オートレースをするのは、飯塚市の財政を支えるため。
これが崩れてしまうメインスタンドの建て替えはあり得ません。

 

じゃあ、どうする?と考えた時に出て来るのが耐震改修したら?ということ。
この点、市はちゃんと調査しています。

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耐震補強概算

これ情報公開請求してもらったヤツです。
なんと、1億4千万円で耐震補強ができます。
この金額だったら昨年度の黒字の半分程度。

まずは、耐震改修をはじめとするホントに必要最低限だけの補修をやりながら、まずは累積赤字を一掃して、市財政へお金を繰り入れる状況まで持って行く。その上で、黒字の一部を施設改修のための基金に積み立てて、それがある程度の金額となってからやっと大規模な改修を考えてはどうでしょう。

 

これ、私のオススメです。

 

一般家庭でも企業でもそうやってきています。

 

もう「お役所仕事」をやめましょう。

当たり前の仕事を,誰から見てもそうだよねと言われる仕事を、さすが「民のに立つ」と言われるような仕事をしましょう。

 

 

最後に、ウルトラCじゃあないですが、レースを辞めるという選択肢もあります。
もし、レースを辞めて、工業団地にして売ったらどうなるか?
住宅地にして売ったらどうなるか?
下の表は、市が工業団地として売却した事例や、鯰田の地価を参考に試算したものです。

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土地売却試算表

もし、このように土地を売った場合、土地の売却金額に加え、固定資産税が入るだけでなく、工業団地の場合は新規雇用も見込めるでしょうし、住宅地の場合は家具や電化製品などの波及効果もあるでしょう。

 

レース場が、ずっとお金を産まないのであれば、これらも現実的な選択肢となってきます。

 

まずは、36億円のメインスタンドの建て替えとそれに関する準備を一旦ストップして、飯塚市として何が一番いいのか、しっかり見直すべきと私は考えます。

 

 

みなさんは、いかがお考えですか?

 

オートレース場のメインスタンド建て替えに36億円使うべき? 飯塚市議会、明日より一般質問。江口の出番は明日10時から!

明日6月15日より18日までの4日間の日程で一般質問が繰り広げられます。
一般質問とは、議員が市の行政に対して、疑問に思う点を質問しながら、この点はこうしてはどうかなどの提案を行うもの。行政のチェックと共に、政策提案ができる大切な機会で、議員の議会での活動の主なものの一つです。

ちなみに、私は、2000年の初当選以来、質問をしなかったのは、合併直前の3月議会の一回だけ。全てのチャンスに打席に立ち、バットを振ってきました。
今回は17人の議員が一般質問に立ちますが、これは結構多い方。
議会の活性化という点でも歓迎すべきことですね。

その中で私の出番は明日10時から!
オートレースについて、特に今年度の予算に上がっている36億円のメインスタンド建て替えが本当に必要なのか、妥当なのかを問いかけます。
3月議会でも、返済に数十年と長い年月がかかることから考え直す必要があるのでは無いかと指摘していましたが、さらに具体的な数字を出しながら、再考を迫ります!
 3月議会での指摘などは、コチラから。 → https://eguchi.hatenablog.jp/entry/2021/03/27/011945

ぜひ、リアルな議場での傍聴、ネットでの傍聴、どちらでもけっこうですので、お聞き下さい!

私を含め、17人の質疑事項と質疑順は以下の通りです。

6月15日(火)
1 江口徹
 1 オートレースについて

2 佐藤清和
 1 浸水対策について
 2 八木山バイパスについて

3 守光博正
 1 避難所の対策等について
 2 市有地・河川敷・廃止公共施設の有効利活用について

4 田中武春
 1 コロナワクチン接種について
 2 働き方改革推進計画について

5 吉松信之
 1 観光資源としてのボタ山について
 2 職員の副業の推進(地域貢献活動応援制度)について

6月16日(水)
6 兼本芳雄
 1 小中学校におけるオンライン授業の展開について
 2 2020東京パラリンピック事前キャンプについて

7 川上直喜
 1 白旗山の乱開発について
 2 市営相田団地の建てかえについて
 3 新型コロナウイルス感染症対策について

8 城丸秀髙
 1 農業の振興について

9 奥山亮一
 1 マイナンバーカードの活用について
 2 生理の貧困について

10 金子加代
 1 男女共同参画の視点からの防災について
 2 公園・スポーツ施設の充実について
 3 白旗山メガソーラーについて

6月17日(木)
11 道祖満
 1 「まちづくり(定住人口促進について)」と公共施設のあり方について

12 光根正宣
1 デジタル化の推進について
 2 窓口業務について

13 永末雄大
 1 リーガルチェック体制の構築について

14 深町善文
 1 農業及び農業用水について
 2 企業誘致について

15 平山悟
 1 新型コロナウイルス感染症の感染防止策及び支援策について
 2 南アフリカ共和国の事前キャンプについて
 3 ワクチン接種について

6月18日(金)
16 土居幸則
 1 飯塚駅周辺整備事業について
 2 市場跡地の今後の整備計画について
 3 公営住宅について

なお、18日は、一般質問が終わった後に、各議案の質疑・委員会付託、本会議終了後に議会運営委員会となります。
来週以降の日程は、次の通りです。

6月21日(月) 福祉文教委員会・経済建設委員会
6月22日(火) 総務委員会・協働環境委員会
6月24日(木) 本会議最終日(委員長報告・質疑・討論・採決、各種報告等)

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いつも一般質問の前日はほとんど寝ずに質問の準備に追われます。
今日もそうなりそうな様子。
眠気に負けずに、しっかりガンバリマス!

6月議会は明後日開会。私の一般質問は15日10時から、オートレースについての一本勝負です!

明後日6月11日より24日までの14日間の日程で6月議会が開かれます。
先のブログでは、ゴミ袋の値下げと水道料金の値上げについての概要と私なりの疑問をお届けしました。
今日は、それ以外の議案の紹介です。

 

 

今回の6月議会、執行部側から提出されるのは、補正予算議案2件、条例議案8件、専決処分の承認議案2件、その他の議案2件、報告7件です。

 

 

まず予算関連議案から。(以下の予算額は四捨五入などした概算です。ご了承下さい)
  補正予算は、2本とも、新型コロナウイルス感染症対策事業等、当初予算編成後に発生した事由により早急に執行すべき経費を補正するものだそうです。

 

☆令和3年度飯塚市一般会計補正予算(第3号)
 今までの予算に、今回3億0410万3千円を増やします。これで、総額 764億3142万5千円となります。
 以下はその中で主なものです。
1 道路橋りょう補修事業費 目尾・久保白線(550m)及び大日寺・吉原町線(300m)の補修工事を行うもの
     8000万円(目尾・久保白線道路補修工事 5840万円 大日寺・吉原町線道路補修工事 2160万円)
2 立岩・上三緒線道路改良事業費(立岩・上三緒線への歩道設置)
     2700万円
3 低所得の子育て世帯に対して、児童1人当たり一律5万円を支給する子育て世帯生活支援特別給付金に関する経費
   1億1600万円
4 修学旅行追加費用補助事業費 修学旅行に係る密防止対策追加費用等への補助(たぶんバス代の補助でしょう)
   小学校分 1900万円 中学校分 4600万円


☆令和3年度飯塚市水道事業会計補正予算(第1号)
 料金値上げに伴う料金システム改修委託料 533万5千円の増です。

 

続いて条例案8本。
1 飯塚市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例
 押印を廃止することに伴い、関係規定を整備するもの

2 飯塚市税条例の一部を改正する条例
 地方税法の改正に伴うもの

3 飯塚市手数料条例の一部を改正する条例
 マイナンバーカード関連の改正

4 飯塚市集会所及び生活館条例の一部を改正する条例
 中三集会所を地元自治会に無償譲渡するので条例から削除
5 飯塚市交流センター条例の一部を改正する条例
 庄内交流センターと庄内保健福祉総合センターハーモニーを複合化することに伴う改正。

6 飯塚市庄内保健福祉総合センターハーモニー条例の一部を改正する条例
 5と同様に、庄内交流センターと庄内保健福祉総合センターハーモニーを複合化することに伴う改正。

7 飯塚市廃棄物の減量及び処理の適正化等に関する条例の一部を改正する条例
 先のえぐマガで伝えたゴミ袋の値下げ。

8 飯塚市水道事業給水条例の一部を改正する条例
 先のえぐマガで伝えた水道料金の値上げ。

 


その他の議案2本
1 市道路線の認定
2 財産の譲渡(中三集会所建物)
 中三集会所建物を地元自治会に無償譲渡するもの

 


専決処分の承認議案2本。
1 専決処分の承認(令和3年度 飯塚市小型自動車競走事業特別会計補正予算(第1号))
 オートレースの累積赤字の処理。累積赤字13億円→10億円に。

 

2 専決処分の承認(令和3年度 飯塚市一般会計補正予算(第号))
 新型コロナウイルスワクチンの早期接種の促進に要する経費の補正 8千万円

 

 

報告7件は、財政関係の報告や、サンビレッジ茜・コスモスコモンを運営する教育文化振興事業団に関する報告などです。

 

 

議案書などは、コチラからご覧下さい。

www.city.iizuka.lg.jp


会期日程(期間中の日程)は次の通りです。

6月11日(金) 本会議初日(行政報告、議案の提案理由説明等)
6月15日(火) 本会議(一般質問)
6月16日(水) 本会議(一般質問)
6月17日(木) 本会議(一般質問)
6月18日(金) 本会議(一般質問、議案質疑・委員会付託)
6月21日(月) 福祉文教委員会・経済建設委員会
6月22日(火) 総務委員会・協働環境委員会
6月24日(木) 本会議最終日(委員長報告・質疑・討論・採決、各種報告等)

 


私の一般質問は、今回はくじ運が良く一番目! 6月15日の10時からオートレースについての一本勝負です!
36億円のメインスタンド建て替えは本当に必要なのか、問いかけます。
ぜひ、議場で、YouTubeでご覧下さい!

他の議員の一般質問の順序や質問事項については、また後日お伝えします。

飯塚市議会、6月議会はじまります。ゴミ袋は値下げ、水道代は値上げへ。

昨日10時から議会運営委員会が行われ、6月11日から24日までの14日間の日程で6月議会が開かれることとなりました。その議案の中で、市民生活に直結する議案としては、ゴミ袋の値下げと水道料金の値上げが目を引きます。

 

市が出した議案概要には次のようにあります。

【議案第66号】 
飯塚市廃棄物の減量及び処理の適正化等に関する条例の一部を改正する条例
○市民や市内事業者の経済的な負担の軽減を図るため、ごみ専用指定袋の金額の見直しを行うもの
○(主な改正内容)
・家庭系(10枚・税別)
  大:700円→500円 中:400円→300円 小:200円→150円
・事業系(10枚・税別)
  大:1,000円→700円 中:600円→450円
○令和4年4月1日から施行

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ゴミ袋値上げ・新旧対照表


【議案第67号】
飯塚市水道事業給水条例の一部を改正する条例
○水道事業の今後の安定給水の確保及び給水サービスの維持に向けた財政の健全化を図るため、料金改定を行うもの

○基本料金及び従量料金の改定

・平均改定率 35%

・標準モデル:メーター口径:13mm 使用水量:20m³(3~4人世帯を想定)
 現行月額2,266円→改定後月額3,059円(+793円) *税込み
口座振替割引の導入
・口座振替1回あたり110 円を減額

○令和4年1月1日から施行

 

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水道料金値上げ・条例新旧対照表

 


新聞報道では、ごみ処理施設の再編で経費が安くなることからゴミ袋を値下げする、水道は2018年から赤字だったので値上げなどとありますが・・・詳細を見たり、今の状況を考えると疑問が残ります。

 


まずはゴミ袋。今回の値下げは25%〜30%もの値下げですが、ゴミ処理経費はここまで安くなる見込みはないと私は見ています。
そもそも、飯塚市がゴミ袋有料化に踏み切ったのは合併前。当時は、ゴミ処理経費の1/3をゴミ袋で負担して頂きたい、あとの2/3は税金から出しますと言う事でした。
今、ゴミ処理は桂川町嘉麻市と一緒に行っており、一部の処理場が使わなくなるので、その分の経費が浮くことは浮きますが、25%も安くなることはないでしょう。
とすると、単に直接、市民の財布から出すのか、それとも税金から出すのか、つけ替えただけとも言えそうです。

 

もう一点疑問なのは、全部一律ではない値下げ率。
値下げをよ〜く見ると、一番値下げとなるのは事業用のゴミ袋大なんです。これが30%の値下げ。
対して、家庭用のゴミ袋の中と小、事業用のゴミ袋の中は、25%の値下げです。

なんで、事業用のゴミ袋の値下げが一番大きいのか。家庭用よりも事業用の方が値下げ率が大きいのはなぜなのか。


その点も、理解に苦しみます。

 


もう一方の水道料金。
コロナで手を洗う回数が増えるなどが想定されるとして、昨年度中には水道料金の減額をする自治体が数多くありました。
お隣嘉麻市もその一つ。

 

もともと飯塚市の水道料金が他と比較して安いことも知っています。また、水道事業の財政が厳しいのも分かりますが、このコロナの状況の中で一挙に35%もの値上げとなると・・・

 

「いつやるの?」「今でしょ!」ではなく、「今じゃないでしょ!」と、感じてしまいます。

 


いずれにせよ、提出された背景や担当する委員会の議論をしっかり見ながら、自分なりの結論を出したいと思います。


その他の議案や、日程等はまた後日ご案内します。

5月臨時議会、迷走しました。

5月臨時議会、迷走しました。

20日から始まった臨時議会ですが、初日より迷走。

20日は、定刻の10時に開会した後、会期を24日までと決定した後、すぐ休憩に。

というのも、飯塚市議会は正副議長は2年交替を慣例としており、議長は休憩後、すぐに辞職願を議会事務局立ち会いの下、副議長へ提出したのです。

問題はここから始まりました。

議長が辞職するには、本会議にて辞職の許可が必要です。

どこの議会でも、辞表が出たら辞職の許可を本会議で諮るのが当たり前だのクラッカー。

 

しかし、今年の飯塚市議会は、違いました。

 

なんと辞表を受け取った副議長、議長の辞職の許可を議会に諮りません。

 

そして、コロナだからとして、別の案件を先に行い、再度休憩。

いや、おかしいでしょと言う声があがるも、20日はそこまで。

 

24日は、朝の議会運営委員会から、その議事運営を巡って紛糾。

本会議の開会は、10時の定刻どころか、午後になる始末。

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開会しても迷走は続きます。

まず開会直後に、川上議員が発言するも、同調する意見はなし。

 

その直後に、私からこんなカタチでやっていたら議事が終わらない恐れがあるとして、会期延長を提案、これは賛成多数で可決。


その直後に、また私から議長の辞職をすぐに議題とすべきと提案したら、そこで副議長は休憩。ここまでで15分くらい。
その後、いったん再開するも、すぐに休憩。

 

あまりに本会議が開かれないので、それはおかしいだろうとして地方自治法にある「開議請求」という本会議を開いて欲しいという手続きを15人の議員連名で出していたのですが、このまま24日は本会議は開かれずじまいでした。

 

そして、25日になってやっと議長の辞職の許可、議長選挙となり、それから少しずつ議事が進み始め、28日に臨時議会は閉会となりました。

 

 

この臨時議会では、議会の議決や法を無視するようなことなどおかしなことがいっぱいありました。

 

どこかで、このおかしなことは整理しなくてはなりません。

 

また、この臨時議会は、任期の折り返しなので所属委員会も変更となります。
後半の2年、私は、福祉文教委員会にまたまた出戻り。それと議会運営委員会の所属となりました。

 

関係者の皆さま、どうぞよろしくお願いします。