飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

行橋市議会の傍聴へ。

今日は、行橋市議会の傍聴へ来ています。
午前中は若手の議員2名、工藤政宏議員と小坪慎也議員が一般質問に立たれました。


まずは、議場の様子を紹介しましょう。

上記の写真は行橋市議会の議場の様子です。さすがに会議中は議長の許可が必要ですので、休憩中に撮影しました。この写真でわかるように、議場には傍聴席向きにモニターがついています。これは、質問している議員の顔や採決の様子がよくわかるように約1年前に付けられたと言うことです。

傍聴席への入口には職員の方がおられ、傍聴者は受付簿に氏名・住所を記入の上、傍聴席に入ります。その際には、傍聴券の他、議席表をもらっての入場です。傍聴席は、60席が定員。頂いた議席表を見る限りでは、本会議への出席は市長以下、部長までは全員出席、課長については質問に関する課長のみの出席のようですね。また議席表の裏面はアンケートになっており、開かれた議会に向けて8点ほどの質問があります。車いすの方用のスペースも用意されています。


一般質問については、【一括質問一括答弁方式】といって、国会の代表質問と同じようなスタールです。対して、国会だと予算委員会のような行ったり来たりするのが、【一問一答方式】と言います。こちらは、議員の「○○はどうなっていますか?」とかいう質問に対し、執行部側が「これこれこうなっています。」とか「こう考え事務を行っています」と言ったような答弁のやりとりを何度も繰り返す、普通の会話に近い感じです。

対して、一括質問一括答弁方式というのは、最初に議員側が「「まず第一に○○はどうなっていますか?次に○○はどうなっていますか?、3点目に○○はどうなっていますか?4点目に○○はどうなっていますか?」というように、質問項目をずら〜っと一括して質問を述べて、同じように執行部側が、「お尋ねの1点目についてはこれこれこうなっています。2点目については・・・」というように、ずら〜っと答弁する方式です。執行部の答弁に対し、再度問いかける再質問については3回までという回数制限があるようです。

一般質問の時間については、議員側・執行部あわせて70分だそうです。


また一般質問は議員席の一列前の中央につくられており、ここで最初の質問から再質問まで全ての質問を行います。執行部側は自分の席での答弁です。その質問席の前には、速記者がおられ、速記をされています。

ネット中継については、まだ実施されていません。本会議については、市役所1階ロビーにモニター放映されており、こちらでも見れるようです。今日の午前中の2名の議員の方は、資料を使って質問されており、議員・執行部のみならず、傍聴者へも配布されており、傍聴者への配慮が見受けられます。

びっくりしたのは、小坪議員の質問中だったにも関わらず、きちんとお昼の休憩が取られたことでした!おかげで、午前中だけのつもりだったんですが、ラーメン食べて居残りです。


このように他の議会へお伺いするとそれぞの違いが見えてきますね。私たち飯塚市議会を簡単に本会議場48人、各委員会室10人。車いすの方はリフトがあり専用席が10席用意されています。手話通訳についても要望があれば対応しています。

質問方式は、本会議も一問一答方式。これは最近多くの議会で議会改革の一環として取り入れられているのですが、飯塚市議会は、私が議員になった平成12年には既にそうなっていました。

時間については、議員の持ち時間だけ制限があり、30分となっています。

質問席は、行橋市議会と同じようにつくってありますが、正面からちょっと右手の方にあります。速記については行っていません。録音で充分との判断です。

ご存じのようにネット中継は本会議は9月議会から、委員会は12月から中継がスタートしました。本庁1階ロビーで本会議の様子が見れるのは同じですね。残念ながら質問議員の表情が見れるモニターはありません。

あと本会議場傍聴席への入場に際しては氏名や住所の記入はなし。一般質問項目一覧表の配布はありますが、議席表・アンケート、質問に使う資料などの配付はありません。


行橋市議会は、議会改革特別委員会を設置し、議会改革に取り組んでいる様子。このように様々な点でそれぞれの議会の特徴があります。飯塚も、他の議会を参考にしながら、良い所は取り入れていかなくてはなりませんね。