飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

目尾地域振興基本計画

今日、6時半から幸袋公民館で、目尾地域振興基本計画の見直しの検討委員会が行われた。
会議を傍聴していて「・・・」となる。今日の会議では、市側は新しい3案を提示してきた。
その3案とは提示された資料によると見直し案は次のようなもの。

西部地域(健康の森公園)見直し案
A案:野球場予定地に多目的施設(風呂を中心とした複合施設)を整備する。
   また保健利用福祉総合施設予定地を公共用地とする。
B案:野球場予定地に市営野球場を整備し、プールに併設したトレーニング施設を整備する。
   また保健利用福祉総合施設予定地を公共用地とする。
C案:野球場予定地にアリーナ(体育館)を整備する。
   また保健利用福祉総合施設予定地を公共用地とする。
(原文そのまま)

東部地域見直し案
本地域においては、基本的な方向性が示されているが、検討事項や諸問題が山積していることから、本地域開発の基本計画策定に至っていないが、今回の見直しでは、可能な部分から計画し整備することとする。
(1)西部地域から東部地域のJR新駅に至る幹線道路については、今後ともその条件整備を行っていく。
(2)新駅設置については、今後ともJRとの協議等の条件整備を行っていく。
(3)東部地域の生活環境改善を図るため、18年度より5カ年計画で下水道の整備を行っていく。
(原文そのまま)

また、費用については次のとおり。
                施設整備費  年間管理費   年間収入      年間収支
A案:風呂を中心とした複合施設  10億円   6千万円   3千万円  △3,000万円
B案:野球場+トレーニング施設  13億円 1千8百万円  450万円  △1,350万円
C案:アリーナ(体育館)     10億円   3千万円  500万円  △2,500万円
上記3案に東部地域開発の下水道整備、5億円を足したもの


説明の中で、言われたのは「総事業費144億円から今までの事業に使った残りの60億円余りの予算枠があるが、財政も厳しく30億円しか使えない。その30億円から、下水道を早期に引くための5億円や造成費用、買い戻し費用を引くと、おおよそ11億円しか施設整備に使えない」と言うこと。そして、今回の計画で明記されていない土地については、「市の活性化のために使わせて頂きたい」と。「工業団地を含めた計画か」との委員の問いかけには、「その通り」と言う。また、公共用地について、今後なんらかの公共施設を建てるための予定地とも言う。しかし、その使い道を考えるのが、今回の検討委。

合併までに決めてしまいたい。さっさと工業団地を造って売りたいとの意識が透けて見える。
そんなに思うんだったら、吉北の入口の団地に行って、新しく建っている家にお邪魔して説明して来ればよいと思うが、それはできないだろう。あの方々は、健康の森公園という市の基本計画を信じて、家を買ったのだ。


会議に参加している住民代表の方々は、度重なる会議に疲れてきたのか、3案を比べながら落としどころを探しているようだ。なんと会議は、B案を基本にトレーニング施設1億円を3億以上に上積みしながら多くの方々が使える施設をと言う話で次回を行うこととなった。


これではまずい。委員さんが地域に戻って説明してもちょっと合意は取れないのではないか。また、市は約束を破ったと言われるのではないか。市の信頼がまた壊れようとしている。時間がないからと言って性急に事を運んではし損じる。9日の一般質問でその流れをどれだけ止めれるのか。がんばろう。

明日は、2時から合併問題調査特別委員会。そして8日、9日と本会議一般質問が続く。
傍聴は、市民の権利。ぜひ議会を見て欲しい。どんな状態なのか。誰がどんなことを考えているのか。
新しい発見があるはずです。ぜひ議会へ!