飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

産業廃棄物

昨日、筑穂町で産廃問題の交流会があっている。古くて新しいのが、ゴミの問題。最近は、至るところで産業廃棄物の処分場が問題となっている。この問題は、民間に任せておいて良いのだろうか。それとも公が行うべき問題だろうか。今では、「マニフェスト」というと政治用語のようだが、私が「マニフェスト」という言葉を最初に聞いたのは、廃棄物の処理に関して。産業廃棄物がきちんと処理されるようにと確認のために使われる書類が「マニフェスト」という。

ゴミを出す事業者が産業廃棄物の処理を業者に委託するときに、「マニフェスト」票に産業廃棄物の種類、数量、運搬業者名、処分業者名などを記入し、業者から業者へ、産業廃棄物とともに「マニフェスト」票を渡しながら、処理の流れを確認するしくみ。
それぞれの処理後に、ゴミを出した事業者が各業者から処理終了を記載した「マニフェスト」票を受取ることで、委託内容どおりに廃棄物が処理されたことを確認することができる。これによって、不適正な処理による環境汚染や社会問題となっている不法投棄を未然に防ぐことができるのだ。

このような仕組みがあるのだが、産廃の不法投棄が絶えない。処理業者が悪いのか、それとも値段を叩くゴミを出す業者が悪いのか。それとも、制度が悪いのか。

このような現状が続くのなら、行政が産業廃棄物を適正な料金で請け負うことも考えなくてはならない。行政は適正な料金を受け取れる、排出業者は安心して任せることが出来る、消費者・住民は安全が守られる。三方得の仕組みができるかも。そんなことを産廃問題を聞くたびに考える。

厚生労働省の方々、このような仕組みはどうですか?新・飯塚市が特区申請しましょうか?

おっと、現実に実行段階に行くのは、もちろん地域住民にちゃんと説明してからです。ご安心を。