飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

キャリア教育??

今日は、新・飯塚市的には、キャリア教育の日らしい。イイヅカコスモスコモンでは、飯塚市内の小中学校のキャリア教育成果発表会。頴田町では、キャリア教育&英会話授業&少人数学級の教育特区の頴田小学校での公開授業と説明会が行われている。双方とも午後2時スタート。コスモスコモンで2チームの発表と聴いてから頴田小に。特区の説明会にお邪魔した後、またコスモスコモンにとんぼ返り。うーん、なにもここまでかぶらなくても良いだろうなんて思った・・・。もちろん、会場外でチラシ配布も欠かさずやったことは言うまでもない。


でもいったいキャリア教育ってなに?と疑問に思う人も多いだろう。私たちが子どもの頃にキャリア教育なんて言葉なかったもんね。平成11年12月の中央教育審議会答申における定義では「望ましい職業観・勤労観及び職業に関する知識や技能を身に付けさせるとともに,自己の個性を理解し,主体的に進路を選択する能力・態度を育てる教育」だそう。ぶっちゃけ「児童生徒一人一人の勤労観,職業観を育てる教育」だとは別の報告書にあった言葉。


このキャリア教育。ニートやフリーター対策でもある。小さい頃から夢を持つ事の大切さを教えようと言うことだろう。最近、格差社会と言われるが、筑豊では、はっきり格差社会があるとも言われる。それも抜け出そうとしていない・・・と。生活保護が第3世代、第4世代が生まれているのだ。


生活保護は本来、人が健康で文化的な生活を送る権利「憲法25条 生存権」を保障する素晴らしい仕組みだ。しかし、そこに安住の地を見いだした人達が居ると言われる。


働くことが出来るのに働かず生活保護に頼り、子どもに愛情を注がず、生活保護の生活を勧める一握りの人達が生活保護のイメージを悪くしている。偽装離婚のうわさも良く聴く。もちろん、不正受給は犯罪。しかし、不正受給を犯罪と思わず、「もらえるものはもらっておけ」どころか、「もらえないものもなんとかしてもらいたい」と言う方々の話を聞くと、モノ・カネに走った戦後から今日に至るまでの社会が透けて見える。倫理観が崩壊しているのだ。ここに依存する筑豊がある。


しかし、それを許していると社会は壊れてしまう。汗をかくことの大切さ。それを知ってもらうためにキャリア教育がなされている。コスモスコモンでの成果発表会は、飯塚がお菓子のまちであることを活かして、お菓子メーカーの協力の下に行われたキャリア教育に関してのもの。班に分かれた子ども達が自分達で商品を考え、値段を設定し、売り方も考える。そして自分達で考えた商品を皆に売り込む。実際のお菓子メーカーやケーキ屋さんがやっていることと同じ事を授業でやってみたのだ。小学校中学校の年代で、商売を考え、大きなホールで皆の前で説明することは良い経験になっただろう。


頴田町の教育特区のチャレンジでもキャリア教育が言われている。今日の説明会では、職場訪問やものづくり体験の紹介がなされていた。校長先生は、「こういう人になりたいから勉強する」子どもを育てたいと言われていた。(タブン)


余談だが、頴田小は2年と4年が24人学級を実施しているそうだ。説明会で最後に校長先生は、「合併したからと言って教育特区での取り組みがなくならないように保護者の方々よろしくお願いします」と言われていた。残念ながら質疑の時間がなく、(もしかしたらPTA成人講座のあとにあわせてあったかも知れない)保護者がそれを聴きたいだろうに・・・と思ってしまった。

消化不良だったので、先生らしき人に帰りがけ聴くと「来年度は今まで通りになる様子です」との答え。その言葉を説明会で聞いたら、少しは安心するのにね。

おっともうすぐ2時。今日はここまで。オヤスミナサイ。zzz。