飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

九州自治体法務研究会

今日は、熊本県菊陽町で行われた九州自治体法務研究会に。今日の会場は、菊陽町図書館ホール。熊本インターから15分くらいだろうか。57号線を阿蘇方面へ走って左手に入ると会場がある。近くの杉並木公園はきれいな芝生の広大なスペースがあり色々使えそう。ちなみに今日は一部でアーチェリーも。いい天気だったこともあり、子ども達も楽しそう。

そんな菊陽町図書館ホールで研究会が行われたのには理由がある。なんと今日の特別講演の講師は、東京大学大学院経済学研究科教授の神野直彦先生!
網膜剥離を患い、失明の危機におびえながらも研究・発言を続ける神野先生は、地方自治、経済など多くの場面で活躍されています。神野先生の話を最初に聞いたのは、2004年6月の別府で行われた自由の森大学特別講座。http://www.eguchi-tohru.net/data/040605-1.html

その時の強いメッセージにひかれ、今日も熊本へ車を走らせました。会場は、研究会メンバー以外にも神野先生の話を聞こうと集まった方々でいっぱい。皆の想いが伝わってくるようです。

そんな神野先生の今日の演題は「地方分権ネクストステージ」。11時半から13時までの特別講演と、14時半から15時半までの研究会メンバー限定の質疑応答を堪能しました。今日も様々な気づきがありました。一緒に行った友人も感心しきり。その中で、印象に残ったのは「理性の悲観主義、意志の楽観主義」、「分業の不利益」というの言葉です。

理性の悲観主義、意志の楽観主義というのは、読んで字のごとく。そして分業の不利益という言葉を指して、神野先生は、空港での派遣社員との会話を紹介しながら、「物事をわからない人間が仕事を分担して受け持つようになると大変な事になる。一朝有事の際には、おそろしいことが起きる。」と言われました。
また、企業のカタチにも言及され、各個人のやりがいを引き出す事を考えるべきだと主張されています。

考えることの楽しさを満喫した一日でした。