飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

どうなる?公立保育所

本市では平成19年3月に、すべての子どもと家庭を対象に、今後進めていく子育て支援施策の方向性や具体的な事業を総合的にまとめた「飯塚市次世代育成支援対策行動計画」を策定いたしました。この計画策定の過程で「次世代育成施策推進委員会」に専門部会が設置され、公立保育所の今後のあり方、方向性についての提言書がまとめられ、その中で「公立保育所の役割(保育サービスの質と量の向上)」「統廃合も視野に入れた施設面の向上(施設・設備の向上と将来的な保育所の配置)」「民営化等の民間活力導入」という方向性が示されました。これを受けて、公立保育所運営検討委員を委嘱し、保育所の民営化等を含めて、より具体的な実施計画や保育サービスについて、審議をお願いすることといたしました。(以上、飯塚市ホームページより)

というわけで、公立保育所運営検討委員会が開かれています。今日は、その6回目の会合。レジメを紹介しましょう。

1,答申書をまとめるにあたっての確認
(1)民営化の必要性
(2)メリット・デメリットについて
(3)地域の拠点として残す保育所の基準について
(4)定員の見直しについて
2,その他

民営化のメリットデメリットの話の時、メリットとしてあがったのは、「保護者のニーズに対し柔軟な対応ができること」、そしてデメリットとして当初あがったのは、「保護者の方々を含め不安があるということ」でしたが、この不安に関しては、デメリットとは少し違うというのではないかということに落ち着きました。
次の地域の拠点として残す保育所の基準という話では、将来の公立保育所の箇所数として6カ所(旧飯塚2カ所、旧町各1カ所)残すという話でスタートしたのですが、そんな既得権のような話ではなく、存在意義をはっきりさせた上で考えるべきと言う話など、議論はけっこう行ったり来たりです。結構大変な話なので議論がまとまりにくいのはわかるのですが。。。難しいですね。

でも、メリットデメリットが言われたような整理でよいのなら、公立保育所を残すメリットはありませんね。ただ、本当にそうなのか。もっと深い議論が必要な気がしています。これからの公共のサービス、そして公の運営は今までと大きく変わらなくてはなりません。民営化しないと保護者のニーズに対し柔軟な対応ができないような公立のイメージでなくあるべき公の姿を模索すべきではないでしょうか。

1−5回の会議録はコチラからどうぞ。
http://www.city.iizuka.lg.jp/04kenkou/kosodate/kouritu/index.php