昨日のオンブズ主催の市民学習会で、齊藤文男さんは飯塚市議会の選んだ政治倫理条例を激しく批判しました。
講演要旨はホームページにアップしますので、そのさわりだけ。
去年から今年のかけての議会リコールは、財政難の中で市民の方を向いていない議会から住民自治を取り戻そうという動きだったはずだ。しかし、議会が解散して選挙があった今でも、住民不在は何も変わっていない。政治倫理条例一つ取ってみても全く変わっていない。議会内の守旧派連中が先手を打って、なんてことない条例を作っただけだ。
それなのに、45点Cランクの旧市の条例を引っ張り出して作ったこの条例は何だ?
政治倫理基準で一番大切な、請負辞退条項がないし、資産公開も本人だけ。資産隠しをしたいからだ。さらに項目がずさん。政治倫理審査会にも議員が入っている。なんで審査される議員が審査するんだ。被告が裁判官になったようなもの。一言で言って、なるべく自分たちの事を縛られたくないという条例だ。恥ずかしくないか。福岡県下ではじめて政治倫理条例を制定したのが飯塚だ。もともと作りたくないから、こうなる事は見え透いている。
数が減ったとはいえ、34名の議員がどう行動するか、あれだけの市民運動の成果として議会解散がありながら、良い議会にしようと言う思いがあったのに、今の議会は何をやっているのか。今の議会が果たすべき役割は何か。市民の声がちゃんと通る議会になるべき、まず議会の公正さを確保するように市民の側から条例案として突きつけるべき。議会の体質が何も変わっていないと市民に知らせながら、運動して行かなくてはならない。
そう、切れ味鋭く、議会を一刀両断されました。