飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

交通問題シンポジウム

今日は、交通問題のシンポジウムに。会場に行ってびっくり。なんと日本政策投資銀行参事役の藻谷浩介さんの特別講演があるじゃないですか!このシンポジウムはおなじみの筑豊地域づくりセンターの主催。うーん、良い所に目をつけたものだ!!この藻谷さんは、清渓セミナーで以前お話を聞いたことがあります。数字に基づくそのお話は説得力充分なものでした。
夕張の失敗から始まった今日のお話も期待に外れず大当たりでした。

今日のシンポジウムの会場はのがみプレジデントホテル。広い会場にばらばらと座っている参加者に、藻谷さんは「この距離が良くない。この人数でも小さな会場で隣り合わせに座って聞いてもらえると反応は大きく違う。夕張の失敗も同じこと。山のてっぺんに公園があるけど誰も来ない。メロンがいくら売れても、11万人分の市街地を支えるだけの税が生まれるはずがない。同じように100万人の町が10万人になったらこれは過疎と同じだ。そして夕張は人の集まる病院と福祉施設、学校を公共交通、商店街からことごとく離れた所に作った。これがまた大失敗。これは地域への利益誘導を図った議員のせいだ。高校生は商店街で買い物をせずに高校のそばのコンビニで買い物をしているんだ。産業の問題ではなくまちづくりの問題だ。」と話し始められました。

そして、「どうか最後の5列目までの方前の席に移動してください。そして左右の2列の方も真ん中の列に異動してください」と参加者を動かし話に引きずり込んだのでした。以降、少子高齢化なども含めホント刺激的なお話を聞かせて頂きました。機会があったらもう少し詳しくお伝えしますね。

そんな藻谷さんの話の後は、近大の山崎先生のお話。そしてシンポジウムと続きました。ちょっと盛り込みすぎで消化不良のような気もしましたが、主催してくださいました筑豊地域づくりセンターの皆さまに感謝です。

この交通問題ですが、飯塚市でも旧飯塚市を除く旧4町にはコミュニティバスが走っています。来年度1年かけて計画をつくり、21年度から再編となる模様。これは大きな課題です。旧4町の方々にも旧市の方々にも納得して頂ける絵が描けるのか。関係者の努力を期待します。