今回紹介するのは、乳幼児医療費に関する飯塚市の取り組み。子どもはとかくけがや病気をしがちで、お父さんお母さんはその度にハラハラドキドキさせられます。そんなときにありがたいのが地域の病院。しかし、病院に行こうにも先立つものがなければ行けません。
そんな心配を取り除いてくれるのが乳幼児医療に関する助成制度。飯塚市は来年度から小学校入学前まで無料化することを先の12月議会で決めていました。
飯塚市の取り組みは数年にわたっています。17年度は、3歳未満までだった医療費の無料化は、合併後の18年度には、4歳未満まで対象を広げ、3歳児に対して市単独で助成制度を創設しました。
更に今年度(19年度)には。5歳未満までに対象を拡大(3・4歳を市単独で助成)。
そして来年度(20年度)には、小学校入学前まで無料化するのです。
この飯塚の積極的な取り組みは周辺自治体にも影響を与えています。嘉麻市・桂川町も飯塚に追随の動きを見せ、両自治体とも飯塚市と同じく小学校入学前まで無料化になるとのこと。
この乳幼児医療費の助成制度に必要な予算は、2億2千万円あまり。そのうち約8千万円が市の単独事業分となる模様です。厳しい財政状況の中ではありますが、この事業に取り組むことでも、飯塚市は市民そして県内の子育て世代に「飯塚市は子どもを大切にする市政を行う」ことを訴えて行きます。