飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

ITの開く飯塚の行政

Mac派の私の愛機はiBookG4。その愛機のハードディスクがいっぱいいっぱいになって、2月下旬にクリーンインストールをしようとスタートしたのですが、さあ大変。バックアップのミスもあり、いろんなデータがどこにいったんだ!!ってなかんじで最近夜中にMacと格闘しています。そんなこんなでブログも携帯からの八木山の雪模様しかアップできていませんでした。スミマセン。。。(^_^;)

さて、現在、飯塚市議会では予算特別委員会が開会中です。今日は午前10時から午後10時直前まで委員会がありました。風邪と花粉症のダブル攻撃を受け親知らずまで元気になってしまい、ふうっ!って感じです。

さて今日の委員会で飯塚市の電算システムの未来について方向性がかいまみえましたので、紹介します。

今では、どこの会社でもコンピュータ=ITなくしては業務ができない時代となりました。コンビニエンスストアもITがあってこそ成立しますし、コンビニでコンサートのチケットがとれたり公共料金が払えたりするのもIT。ITのおかげで複数の業務をアルバイトがこなしています。市役所も例外ではなく様々な業務でITを利用しています。

しかし、行政のIT利用はまだまだ発展途上。引っ越ししてきた方は市民課で転入届けを出し、健康増進課で国民健康保険の手続きをし、教育委員会で子どもの転校の手続きを行うなど、複数の窓口を回らなくてはなりません。更に国民健康保険証は即日交付できないのです。

おまけに、住民記録、税、国保などの基幹業務にホストコンピュータ(メーカーの独自仕様のコンピュータ。信頼性は高いがコストも高い。)を使用しているので、保守やシステムの改造も特定業者でなくてはできないこともあり、どうしてもコストは高くなっています。

通常、4〜7年程度でメインのコンピュータは新しいものに変更する(リプレースといいます)のですが、次回の更新(リプレース)時に、このホストコンピュータをオープンシステムといわれる特定メーカーに縛られないシステムに変更するためのシステムの設計のための予算が今回の予算案に含まれています。

3年間で1億8千万円弱を使うのですが、オープンシステムにすることで特定メーカーのコンピュータでなくてよいため、システム変更の費用が大幅に削減できるほか、保守やシステム改造の費用も削減が見込め、他市の事例を参考にすると5年で8億程度の削減が見込めると市は説明しています。

システム設計の方向性は、できるだけお客様が一カ所で用事を済ませられるようにする意向。これで、お客様もあっちにいったりこっちにいったりしなくてよくなり、時間も節約できます。市民にとってより便利な市役所に生まれ変わる基盤ができます。

2月28日付西日本新聞には、北九州市が同様に200業務を一元化するシステム開発により、区役所に「総合窓口」を導入し、職員500人減、45億円の財源を確保するとありましたね。

また、このオープンシステムを導入することで、保守やシステム改造に飯塚市ベンチャーやIT企業が参加できることとなり、地元企業の育成にもなります。この方向性の先には、市長選の際に示した学校の中にあるコンビニのような支所の姿もかいま見えます。

更に、システム開発には市役所の仕事の仕方に関するノウハウも関係するので、地元企業との共同開発で行い、開発したシステムを他市町村に販売することも可能でしょう。そんな可能性のある今回のシステム開発には大いに期待したいものです。

飯塚のIT企業の皆様、チャンスです!!

さて、今日からちょくちょく日付さかのぼります♪