飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

観光協会だいじょうぶ?

今日も予算委員会があっています。今日の終了は午後8時。昨日よりちょっとはやかったですね♪
その中で、観光に関する議論を紹介します。

今、飯塚市は旧伊藤邸の好調もあり、観光に力を入れ始めています。その中で観光協会補助金をふやして、組織の強化をはかるといっています。事務局長と臨時職員を雇い、事務所を借りるそうです。そしてそのための予算は、市の補助金

このことに対し、まず苦言を呈したのは兼本委員。兼本委員は、「市が観光に力を入れるのはわかるが、環境協会は自立した存在であるべきだ。この補助金増も2,3年なら話はわかるが、これからずっとというのは筋違い。」と、市と観光協会の関係をただしました。続いての質問は、八児委員。八児委員は、「雛のまつりは他のまつりに比べても集客力は格段に多い、その努力に見合う補助を」と補助金増を要求。市は「期間中に300人を超える職員の動員等を行っているし、次年度の補助金も増額(90万→100万)している。理解を」と答弁。八児委員は「もっと努力を」とさらに要望。八児委員に続き、安藤委員も質問。そして最後は私の番でした。

まず最初にお聞きしたのは、バスについて。「雛のまつりの時にシャトルバスが出ていたが、その予算はどこからか、また同様のバスの予算は観光協会等で組まれているのか」との質問に市は「雛のまつりのシャトルバスは雛のまつり実行委員会より支出。他に同様のバス予算はない」と答弁。
それを受け、「観光客の多くは地理に不案内だ。古墳の同時公開(川島古墳、王塚古墳等筑豊の古墳の同時公開が春と秋にあっていてけっこうなお客様が県内外から来られます)の時など、シャトルバスを検討すべき。また飯塚の歴史・観光資産をしっかり子どもが学べるように、教育委員会等の関係各課と協議して市のマイクロバスなどの利用などを検討して欲しい。」と要望。市は「しっかり観光協会・関係各課と検討する」と答弁。

また観光協会の組織強化については合併前から指摘してきました。というのも、今までの観光協会は形だけの存在だったのです。事務所も商工会議所の2Fの商店街連合会の中にあり、特に職員もおらず、電話も商店街連合会の方が代わりにとっていただいていた、事業については商工会議所の方々がお手伝いいただいていたというシロモノ。市から、花火大会や山笠、宿場まつり等の補助金を受けて、各団体に流すだけのいわばトンネルだったのです。

そんなものじゃだめなので、市が観光を担うか、商工会議所にお願いして商工会議所に観光協会の機能もしっかり受けてもらうか。もしくは観光協会として自立できるようにしっかりとした組織を立ち上げるか、どれかをすべきと以前からお話ししていました。

そして、観光協会が自立してやっていくなら、事務局長が一番大事になる。由布院や伊豆の稲取温泉などの観光協会は事務局長を公募しており、飯塚も本気ならそうすべきと言っていました。

そんな経緯もあり、今回の観光協会の組織強化について、「事務局長の人選はどうなるのか」質問。市は、「商工会議所と協議して・・・」とどうやら公募せずに、商工会議所関係者を選ぶ意向の様子。

改めて「観光マスタープランも作った。その案にも「観光協会の果たす役割は極めて重要なことから、観光関連団体および観光関連民間事業者との情報交換を行いながら連携を強め、広報宣伝活動や誘客活動の共同展開、さらには各種コンベンションやイベントの企画運営への参画などに積極的に関わることが期待され」云々とある。公募して成功している観光協会もある。この公募自体もイベントとなり飯塚の情報を発信できる。この事務局長は結果を出さなくてはならない人だ。公募だと期限を切って目標を設定し、ボーナスを出すなども可能。公募して良い人材を求めるべきだ。と質問。

市は、「商工会議所・関係各課とも協議します」と。

ホントにやってくださいね!!