飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

暴走族対策進む。

夏の夜だけでなく年中悩まされる暴走族。特に穂波ジャスコ付近に多く現れ、それを見物するギャラリーまで出てきています。私の掲示板にも書き込みがありましたが、徳前や西町の方々を中心に私たち議員のところにもどうにかならないのかという問い合わせが多いようです。

そんな暴走族に対して行政も新しい試みを始めています。今年全面改正した飯塚市暴走族等追放条例が制定され、「あおり行為」と呼ばれる見物も規制できるようになりました。
また「重点禁止区域の指定」もできるようになっており、穂波ジャスコ付近など頻繁に暴走族が出没するところは指定した上で、警察にも重点的に取り締まって頂くようになっています。

そして夏休みもそろそろ折り返し地点、市は穂波ジャスコ付近に対して「重点禁止区域の指定」を行いました。

指定後初の土曜日が今日9日。実際どうなっているかと思い、深夜、穂波ジャスコ近辺に状況を見に行きました。
警察もかなりの台数のパトカーをこの地域に投入して頂いているようで、回る先回る先にパトカーがおられます。その効果でしょうか暴走族が全くいなくなったとは言えませんが、いつもの週末と比べてかなり少なかったように感じました。

また、見物に来ている若者もかなり減っているようです。警察の方々の取り締まりに感謝申し上げると共に、飯塚の夜がこのまま静かになってくれることを期待したいものです。

この暴走族の根絶は犯罪防止と一緒、警察にだけ任せておけばよいというものでないことは言うまでもありません。

今度の条例では市民の方々に次のようなこともお願いしています。

(通報)
第12条 市民は、次に掲げる事項を知ったときは、速やかに、その旨を警察官に通報するよう努めなければならない。
(1) 暴走族が暴走行為をするために集合していること。
(2) 暴走行為が行われていること。
(3) 暴走行為をあおる目的で不特定又は多数の者が集合し、又は現にあおり行為が行われていること。

市民の皆様、何かありましたら飯塚警察署交通課(TEL: 0948-21-0110)もしくは最寄の交番までご連絡をお願いします。

また、見物に来ている若者は中学生から高校生くらい、つまり「子ども」です。私が回った時間は12時過ぎから2時前まで。
暴走族対策と言えば、警察の仕事と思われがちですが、見物に来ているのも「子ども」そして走り回っているのも「子ども」が中心。
そのことを考えると、暴走族対策の主人公は「保護者」ではないのかという気がしてなりません。
「人に迷惑をかけない」ことをきちんと教える「父」であり「母」であり、「保護者」であって欲しいと自戒の念を込めて思います。