飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

教育力向上福岡県民フォーラム

今日は、午前中に飯塚市歴史資料館で開かれている平成20年度企画展「飯塚・嘉麻のたべもの文化 さとの味 まちの味 いえの味」を見に行った後、午後に福智町で開かれた筑豊地区教育力向上福岡県民フォーラムへ。
フォーラムでは、元リクルートで前・杉並区立和田中学校長の藤原和博さんの基調講演の他、様々な現場におられる方々のパネルディスカッションがありました。

藤原和博さんは、杉並区で最初の民間出身の校長。詳しくはコチラへ→ http://www.yononaka.net/
「よのなか科」、「土曜寺子屋」(通称ドテラ)や、塾と組んでの「夜スペ」などを和田中学で実践されてきた藤原さんのお話しは、聞いてみると非常に論理的でした。
彼は、「学校をこれ以上孤立させてはならない。」として、「地域の力を大胆に導入する」ことの大切さを説きました、また「荒れを力で抑えることは出来ない。授業で抑えるべきだ」とも。
彼の考えの根底にあるのは、時代の変遷。彼は、20世紀の日本を「成長主義・情報処理力が求められた社会」、対して21世紀の日本を「成熟社会・情報編集力が求められている社会」と捉えられておられるようです。
そして「みんな一緒」の成長社会の次の今の成熟社会は「それぞれ一人一人」の世界観・人生観・幸福観が求められているから、皆が苦しんでいる。また、次の世界観を政治が提示できていないと指摘されました。

その情報編集力は、「自分の意見を人に伝え、人の意見を聴いて自分の意見を修正していく力。そしてそれを人に納得させる力」といわれています。
この情報編集力を向上させることが必要なのに、今の学校にはその力が不足しており、地域の力を大胆に入れることが、この情報編集力を向上させることにつながるとも。
ぜひ、彼のHPをごらんください。

また、パネルディスカッションには知った方も登壇されており、活躍の一端を見せて頂くことができました。