飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

行革?

今日のメルマガから一部抜粋します。

行革?

飯塚市では、市長が「財政非常事態宣言」を行い、第一次行財政改革を実施中です。しかし、それではまだまだ不足と言うことで計画の改訂版(中間素案)が出ています。

行革の実施計画は平成18年度から平成22年度までの5年で総額129億円の削減を見込んでいました。その進み具合は、職員の退職が相次いだため、予定を4年間で39億円上回るペースで進んでいます。対して、環境は変わっており、地方交付税の削減や世界同時不況ということがあり、預貯金を取り崩し(H21年度19億円取り崩し)ながらの財政運営が続き、H22年度の財政収支の黒字化が達成できないと言う状況にあります。そんな状況を打開したいということでの取り組みのようです。

しかし、この中間素案は、わずか11ページ。将来のまちづくりのための行革というのですが、まだまだ将来のまちづくりが見えません。
また、タウンミーティングや議会答弁では、「先例慣例にとらわれず、まず市役所内部の改革を行っていきたい」と言いますが、数値目標さえ示されていません。

時々引き合いに出す大阪の橋下知事は就任直後に大きな改革を行い、財政を一気に立て直しました。そのスピード感もですが、その気合いの入り方に府民は異論があっても賛同したのでしょう。

対して、飯塚市はどうでしょう。小出し小出しの改善では、追いつかない時期に来ていることを市長も市幹部も認識しているのでしょうが、スピード感のなさと気合い不足を感じてなりません。

市長は、経営者として「株式会社飯塚市」を運営すると言われました。

経営者であれば、将来をしっかり見せつけ、「飯塚の未来はこうだ、ここに大きなチャンスがある。ここを突破すれば市民が笑顔になれる、今は厳しい現実があるけど、あそこに向かって一緒に頑張ろう」と、職員を鼓舞し、市民に夢を見せていただきたい。

メッセージのない、単なるカネ減らし人減らしの行革は私はイヤです。