29日、そして30日と決算特別委員会が開かれました。この決算委員会とは、前年度の決算を確認するために開かれます。そしてその中で、これこれについてはどのように使ったのか、それがどのような効果があったのか、今後どのようにするべきかといったことを議論します。ま、議論すると言っても、議員が質問し、執行部が答える、そして議員はこうすべきとか主張すると言うものです。
本音は、もうちょっと議論したいのですが、時間の制約もあるので・・・
そんな中でも、いくつか厳しいことも言わせていただいています。
まずは、新産業創出支援コンサルタント業務委託。20年度の委託金額は、567万円。これは、読んで字のごとく、飯塚に新しい産業が生まれるようにとベンチャー企業などを支援するコンサルタント業務です。
しかし、これだけ大きな金額の委託事業を、ここ数年を行っていますが、十分な成果が上がっていないと私は考えています。
このような成果の上がらないコンサルタントを雇うより、地元企業の製品を使うことの方が地元企業の育成につながるとして以前から、この点を指摘していました。
今回の決算委員会では、他の議員も更に厳しく追及しており、まさか、来年の予算にはあがってきませんよね。ね、市長!!
もう一つ、厳しいことを言わせていただいたのは、観光行政について。
この点についても、観光協会の事務局長が非公募で選ばれていたことなどについて、他の議員も厳しい指摘がありました。後で質問した私は、事務局長は公募すべきだと前々から指摘していたことを言っていましたので、実績と比較して、そのことに苦言を呈し、次へ。
次は、観光協会の場所について。
通常の観光案内所と言えば、駅などの人が行き交う場所にあったり、観光スポットのそばにあったりします。しかし、飯塚の観光協会はアイタウンの2階。当然ながら、人はあまり寄りません。新飯塚駅には売店だった場所が待合室になっているなど、もっとお客様のためになる場所に立地すべきと指摘。
そして、いわゆる観光ボランティアガイドについても指摘。
旧伊藤伝右衛門邸を中心に、飯塚に観光に来られたお客様をお迎えして、説明していただいているのは筑豊飯塚観光案内人をはじめとする皆様方。それなのに、支援は寂しい限りです。
一昨年の12月議会で「観光案内人をはじめとする方々に飯塚の観光は支えられている。しかし、その方々は人数も少なく月に10回以上ガイドをしていただいている方も多くおられる。それなのに行政の支援はほとんどない。活動を支えられるだけの支援をすべき」と指摘していました。
その指摘に対し、市長も「1週間、10日であるボランティアであるならば手弁当でもいいかもわからないけれども、1年間を通じて、1年どころじゃない、これから10年、20年、30年という流れの中にやっていかなきゃならない。そういうことを考えたときには、今の質問者のお話にあるように、ほかのことも考えなきゃならないだろうというふうには考えてます。」と支援を考えると言われたのですが、残念ながら、支援はあまり変わっていないのです。
このままでは、観光ガイドはどんどん減っていくかもしれません。その危機感をしっかり持った上で、必要な支援をすべき。なにより、ボランティアという考えより、いなくては市が困る観光ガイドと位置づけて考えるべきだと申し上げました。
その他にも、各議員から様々な指摘があっています。行政の皆様、十分考えた上で、来年度の予算を考えて下さい。
観光行政に関する一昨年12月議会の一般質問の記録はコチラから。
http://e-gikai.city.iizuka.lg.jp/discuss/cgi-bin/WWWframeNittei.exe?A=frameNittei&USR=webusr&PWD=&XM=000000000000000&L=1&S=15&Y=%95%bd%90%ac19%94%4e&B=-1&T=-1&T0=-1&O=-1&P1=&P2=&P3=&P=1&K=10&N=50&W1=&W2=&W3=&W4=&WDT=0&H=201125&DU=1&RLH=201126&EDIT_MODE=0