飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

市立病院建て替え。負担はどこが?

毎日新聞によると、「飯塚市立病院建て替えへ 全面開院は16年3月予定」とある。
市立病院の建て替えが現実のものとなりそうだ。
地域医療をしっかりしたものにするのは、住む人々の生活に寄与するものであり歓迎するべきもの。ただ、この病院の建て替え、多額の費用がかかるモノであるだけに、しっかり検証をしながら進めることが必要だ。

毎日新聞によると、2月28日に市立病院の整備計画を発表したとあるが、飯塚市のホームページを見ても、その整備計画の詳細を見ることはできない。

わずかにある記録は、飯塚市立病院管理運営協議会(平成22年度第2回)]とその資料

その資料によると、飯塚市立病院整備計画(案)はつぎのようなものだ。ちょっと長いけど、関連部分の全ては次の通り。これから数億円から十数億円、それとも数十億円を使うことになる市立病院の整備計画なので、市民の皆様は、ちょっとガマンして見て欲しい。

そして注目しなければならないのは、この整備計画がどのような財源、つまり誰のおカネを使って新しい病院が建設されるかと言うこと。

市のおカネ?それとも指定管理者である地域医療振興協会のおカネ?さてどうだろう。それによっても、この計画をどう受け止めるかが変わってくる。

ちなみに、済生会に委譲され、済生会福岡第二病院となった福岡県立嘉穂病院が、今建て替え中。ネットで検索した限りでは建設費は29億円弱となっている。

飯塚市立病院整備計画(案)
1 計画用地
(1)所在地 飯塚市弁分633番地1
(2)面積 38,211.64?
2 基準(許可)病床
一般病床 250床
3 診療科目等
(1)診療科目は、以下に掲げる13科とする。
内科、外科、整形外科、小児科、脳神経外科泌尿器科、眼科、耳鼻いんこう科、放射線科、麻酔科、神経内科、リハビリテーション科、皮膚科
(2)救急告示病院(二次医療機関)として救急医療を担う。
(3)臨床研修病院(管理型)の指定を目指す。
(4)自治医科大学卒業後の地域医療従事指定公立病院として、医師研修を行う。
4 経営形態等
(1)経営形態 利用料金制による指定管理制度
(2)指定管理者 公益社団法人 地域医療振興協会
(3)指定管理期間 平成20年4月1日から平成50年3月31日まで
5 病院一部増改築の目的
平成20年3月に旧筑豊労災病院独立行政法人労働者健康福祉機構から本市が移譲を受け、現状にて病院運営を行ってきたところであるが、一部建物の老朽化及び医療法の旧基準による狭隘等により、患者への治療及び療養環境に支障をきたしているので、老朽化の著しい建物を中心に一部増改築を行うものである。
6 増改築の概要
(1)建替(解体)施設 検査・レントゲン棟、中央棟、西病棟、ボイラー棟
(2)改修施設 東病棟(医局・事務管理部門へ)
7 増改築施設の機能
(1)250病床
(2)検査施設
(3)診療施設の一部(既存建物と併せて13診療科を具備)
(4)救急医療施設(二次救急医療)
(5)エネルギー施設
(6)エントランス・待合部門
(7)医局・事務管理部門
(8)レストラン・売店・理髪室
(9)玄関・ロータリー
8 建設期間の概要
(1)設計プロポーザル公募
平成23年 5月〜平成23年 6月まで 2か月
(2)設計特定事業者選定
平成23年 7月〜平成23年 7月まで 1か月
(3)基本設計・実施設計作成
平成23年 8月〜平成24年 7月まで 12か月
(4)建設用地地質調査
設計期間中
(5)工事施工
平成 年 月〜平成28年 3月まで か月
(6)全面開院
平成28年 3月