飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

産廃に揺れる明星寺。

今日は、明星寺地区での産廃採石場の問題について。メルマガを読んでいる人にとっては繰り返しになるがそれはお許しを。
***以下6月8日付けメルマガより抜粋***
現在、飯塚市明星寺地区では、産廃採石場について住民運動が起きています。
この問題については、署名運動がありましたし、ご存じの方も多いと思いますが、改めて取り上げたいと思います。

この問題は、閑静な住宅地からわずかな距離の森林に真砂土採取の採石場ができたことから始まりました。

A社に対する採石業の最初の許可は、2006年10月。それから、地域住民は、大型ダンプの通行による騒音・振動、そしてダンプの荷台にカバーがなされていないことから真砂土の飛散によって洗濯物が干せなくなったり、家や車が砂ぼこりにおおわれるといった粉塵に悩まされます。
また、ダンプの台数も多く、通学の子ども達をはじめ地域住民にとっても、交通事故の心配が増えました。
この状況に対し、地元住民も、A社に対して抗議をしたり、市に苦情を述べたりしたそうですが、一旦は良くなるように見えたりするんですが、すぐに元通りとなったそうです。

そのような状態が続く中、真砂土採取だけの許可だった採石場に、土砂の搬入をしているのではないかという疑問が地域住民にわいてきます。
ダンプが採石場に来る際に、土砂を積んできていたのです。

そんな疑問が地域住民に広がっていた中、更に、地域住民は同じ敷地内(のようにみえる土地)になにやら機械が据え付けられていく様子を見つけます。

その機械は、なんとコンクリートなどを細かく砕くための破砕機だったのです。
そして、この機械を据え付けたのは、A社と同じ人物が社長を務めるB社。この破砕機を使って解体現場などででたコンクリートなどを破砕して商売するのは、産業廃棄物処理施設となり、もちろん、許可が必要です。
しかし、B社は、産業廃棄物処理施設の許可は取っていません。
県は、2009年6月にこの中間処理施設について発見、注意をしています。

それでも、B社(途中、社長を娘に交代)の破砕機は県の注意にも関わらずに設置され、コンクリートがれきなどが持ち込まれ、産業廃棄物の中間処理が行われました。
県は、2009年11月に立ち入り検査を行い、その事実を確認し、関係業者に口頭指導。更にB社に対し、12月に2度立ち入り検査を行った上で、12月15日に厳重注意書を交付します。
しかし、厳重注意書からわずか数日、12月23日には再度破砕作業が再開されています。
そして、昨年その産業廃棄物処理施設について、B社は、その許可申請の手続きを始めます。

地域住民は、A社の真砂土取りによる騒音・振動・粉塵等、交通事故の心配に加え、B社の産業廃棄物処理施設についても、騒音・振動・粉塵等、交通事故の心配をしなくてはならなくなりました。
更には、このがれき類の持ち込みによる被害の増大に悩まされるだけでなく、もしかしたら有害なモノが持ち込まれ埋められたら、井戸水などが汚染されるかもしれないといった心配もしなくてはならなくなりました。

最初の真砂土取りに目を向けると、A社の採石業の許可は、実は2008年10月に期限切れとなっていました。それにも関わらず、A社は真砂土取りを続けたばかりか、許可の範囲を超える他人の土地まで真砂土取りを行っていたことが、判明しています。
地域住民は、期限切れの無許可営業のダンプの通行による騒音・振動・粉塵等に耐え続けてきたのです。

このような状況に対し、地域住民としては,今まででさえ、大きな迷惑を被ってきたのに、これ以上の被害は許せない、産廃施設などとんでもないとして、地域住民が反対運動を始めました。

以上が、この問題のおおよその経緯です。

しかし、今年に入って期限切れだった採石業の許可について、A社は、改めて県へ申請。更に今回の申請は、今までの真砂土の採取だけから、建設工事の残土の埋め立ても含めての申請になっています。
そして、地域住民、そして市議会、市行政より反対という意思表示がなされている中で、県によって許可が5月31日付けで出されたと言います。

果たして、このA社及びB社に対して、産廃及び真砂土取りと残土埋め立ての許可を出してよいのでしょうか。

今後も取り上げていきますが、皆様方もぜひ、考えてみて下さい。
***以上メルマガ終わり***
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