9月22日に書いた記事がダブっていました。後にアップした方をこの10月1日に移しました。それに伴い、9月22日の記事はもとの分に戻しています。
今日のブログは、9月22日のブログに続いて市役所の建て替えについてお聞きした私の一般質問の続編です。私は、この前紹介したように「戦艦大和のような市役所」「規模も大きく、値段も高く、そして何より時代遅れ」な庁舎は造るべきじゃない。と考えています。
今日は、その中で金額についての質問の前半部分をお伝えします。
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【江口】
80億円という事業費ですが、合併特例債を使う予定だが、利子を含めると費用の総額はいくらになるのか。また、飯塚市が負担する金額、並びに合併特例債の毎年の返済額はどの程度となるのか。
【庁舎建設対策課長】
80億円の事業費は、合併特例債を主な財源としており、年利2%30年償還だと利子だけで26億7300万円となり、全体事業費は106億2700万円となる。財源については68億9500万円の交付税措置があり、将来負担を含めた一般財源所要額37億3200万円、71億7700万円の特例債の返済額は、毎年の返済額が3億2800万円だが、2億2900万円の交付税措置(国からの仕送り)があり、市の一般財源の単年度負担(市の直接の負担=返済額ー国からの仕送り)としては9900万円となる。
【江口】
総額106億円、非常に大きな金額ですね。財政非常事態宣言を行い、行革で職員を減らしてきた。そしてまた、市民サービスの中でも敬老祝い金をカットし、ゴミ袋を値上げするなどお金が無いといいながら住民に負担をかけながらも、それでも財政を好転させようと努力してきました。そうして実現したのが地方債の153億円の削減です。この153億円と比べて、今回の庁舎は3分の2くらいとなる巨額の金額です。また、先ほど答弁にあったように、面積も4600平方メートル増えます。特別委員会でも言及があり、小幡議員の要求で提出した資料では維持経費も膨らむことことが明らかになっています。その資料から推計すると維持経費はどのようになりますか。現状と比較してどの程度増えるのかお答え下さい。
【庁舎建設対策課長】
西尾市の新庁舎を参考に推計すると1億7千万円ほどとなる。また、もう一例(青梅市)を参考に推計すると、1億3990万円となる。現在の飯塚の庁舎の維持費が1億1300万円なので、2600万円から5600万円の増となる。しかし、LED照明などを含めて維持管理経費の削減に努めていきたい。
【江口】
つまり、106億の新庁舎を建て、更に維持管理経費が、試算の高い方で試算すると、毎年、約6千万円の差となる、増えるんですね。それでは、以前私の質問で答弁された諫早市役所の費用、および先の住民説明会で出た飯塚病院の新棟の建設費用と比較するとどうか。比率も含めて答弁を。
【庁舎建設対策課長】
まず、諫早市役所は、面積18000平方メートルで建設費用は43億円、60億円(本体工事費のみ)と比較すると17億円の差、飯塚病院は面積17400平方メートルで、45億円で、15億円の差となる。
【江口】
これが戦艦大和と呼んだ理由の2つめです。「金額が高い」と言うことです。同じ規模の建物、同じ九州、そして同じように合併した諫早市役所の新庁舎と比較して、本体工事だけで17億円、設計金額を含めると19億円の差となる。また、同じ飯塚で同じように多くの方が働き、同じように多くのお客様を迎える飯塚病院の新棟と比較しても、15億円から17億円の差となる。このこと一つとっても、この数字を市民の方が知ったら、現状の計画に対して賛同を得られると思っているのか。私はそう思えない。
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これが、9月22日のブログ、戦艦大和のような市役所はいらない(5)「規模がでかい」に続いて、「金額が高い」という疑問、「戦艦大和の理由その2」です。総額が106億円と巨額となり、維持管理経費も現状より高くなることが予想される新庁舎、更に同じ規模の諫早市役所や飯塚病院の建設費と比較しても3割以上4割近く高額です。お金がなくて行革してきたのにそれはおかしいっしょ!っていうことです。
この金額についても規模同様、他にも疑問が。。。
あっ、この戦艦大和というのはあくまでも「比喩」、「ものの例え」です。もちろん戦艦大和を造った方々や載っていた方々に対して、非難したり批判したりするものではありません。巨額な金額とその当時の日本の技術の粋をこめて造ったものでも、時代に合わないと、悲惨な結果になると言うことに焦点を当てさせて頂いています。
誤解無きようお願いします。
この一般質問紹介シリーズ、今回は、かなり詳細にわたって紹介しています。今日の3回目までにかかった時間にして16分くらい、私の質問は全部で約1時間でしたので、まだまだ続きます。お付き合い下さいm(_ _)m
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