飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

戦艦大和のような市役所はいらない(7)「時代遅れ」

今日のブログは、市役所の建て替えについてお聞きした私の一般質問の続編です。今日は、その中で規模についてのパート2「検討不足の指摘」、及び戦艦大和の第3の理由「時代遅れ」をお伝えします。

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【江口】
この新庁舎、基本計画を見る限り、市民交流スペース、防災拠点としての機能以外は現状から機能的に増えたものはないと考えられるが間違いないか。また、交流スペースや防災機能はどの程度の規模・機能となるのか。
【庁舎建設対策課長】
新たに増える機能は、市民交流スペースの整備、災害拠点といったものになるが、設備面ではいろんなところで追加している。市民交流スペース・防災機能の具体的な規模等についてはレイアウト等の関係があり、現段階では不明、今後具体的に詰めていく。具体的に計画にある防災拠点機能については、耐震化だけでなく災害対策本部機能の充実、災害時の電力確保、備蓄倉庫整備といった事を考えている。市民交流スペースは、市民の意見が多かったエントランスの確保、イベントスペース、ギャラリー、市民活動支援スペース、待合談話コーナー、チャレンジショップなどの意見が出ており、出来るだけ柔軟に対応できるような機能的なスペースを確保したい。
【江口】
こちらについても規模は全く不明。これが基本計画ですよ。これから設計発注へと動いていくのにその規模がまだ決まっていない、わからないんですね。
また、防災機能について、避難所の収容人数、食糧・飲料水などの備蓄の数量についてもまだ決まっていないのではないか。
【庁舎建設対策課長】
避難所の収容人数は会議室等を含めて利用可能なスペースを状況に応じて最大限に活用する事になると思う。備蓄の数量は収容人数の最大値での対応と言うわけには行かず、流通備蓄を基本として、一般的に3日を考えている。
【江口】
耐震と言って急いで庁舎を建て替えたいと言われているんです。この避難所の収容人数が何人になるかで食料や飲料水の備蓄は全く違う。3日分と言うが1000人の3日と300人の3日では全く量が違う。それこそ基本計画できちんと詰めてないと設計発注は出来ないのではないか。
次に、新庁舎の規模を設定するにあたり、支所との役割分担、各部署の配置、更にはどのようなカタチで市民サービス提供をするかといった市役所全体の仕事の仕方の見直しが必要であり、当然ながら、その結果で、規模も異なってきます。
昨日の石川議員の一般質問でも、本庁と支所の機能分担について質問があったが、本庁でしかできないものがどれくらいあり、支所でできることがどれくらいあると言うような事務の数の調査は行ったのか。また、仕事のやりかた、振り分け方を見直した上で、この基本計画案がつくられているのか。
【庁舎建設対策課長】
総合窓口の設置に関して調査を行った。その他の業務については、支所毎に差異が生じないように確認しながら業務分担を決めている。現段階で、新庁舎基本計画の中では、今後についての仕事の仕方については、はっきりした将来の絵は描けないので現在の業務体系を基本に策定しており、業務分担を含めた組織の見直しがあれば対応していく事としている。
【江口】
本庁でしかできない事務の数の調査はやっているということだが、仕事全体の見直しについては、現状の業務体制を基本に計画ということであり、支所との役割分担、各部署の配置等々については見直しがなされていない。これが戦艦大和と言った第三の理由「時代遅れ」と言うことです。この仕事のしかた一つで、当然ながら、必要とされるスペースは全く変わってくる。だからこそ、昨年もこれをきちんとやるべきだと再三、お話してきた。
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これだけじゃ「時代遅れ」についてわかりにくいかも知れませんね。この時代遅れについては、後半でも取り上げますので併せて考え下さい。また、昨年の一般質問でも「これからの仕事の仕方を考え庁舎は検討すべき」と言っており、その点も含めての言及です。昨年の一般質問については、こちらをどうぞ。
23年度6月議会一般質問
23年度9月議会一般質問 
まだまだ続きます<(_ _)>