飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

戦艦大和のような市役所はいらない(8)「費用が高い2」

今日のブログは、ちょいと間があきましたが、一般質問の続編、市役所についてその8,戦艦大和の理由「費用が高い」についてのパート2「検討不足の指摘」をお伝えします。

****************
【江口】
  今後の検討事項並びにスケジュールについてはどうなるのか。
【庁舎建設対策課長】
 事業費の抑制という市民の意見も多く、消費税対策のためにも事業を進めて負担軽減を図りたい。
【江口】
 消費税対策で急ぐと言うが、その差は6000万程度であり、拙速にすることの方が逆に財政への負担が大きくなる。事業費の抑制という市民の意見とは反するのではないか。設計発注はどうなる?
【庁舎建設対策課長】
 設計者の選定手法はプロポーザル方式とし、選考した業者に基本設計、実施設計を一体的には注発する予定としている。
【江口】
 そうなると当然のことながら、この基本計画のまま設計発注となり、この大枠の17,800平方メートル、80億円、106億円、これに多少見直しがあったとしても、そんなに大きな変更はあり得ないと思うがどうか。
【庁舎建設対策課長】
 詳細な設備等については多少の変更があるかと思うが、大枠については大きな変化はないと考えている。
【江口】
 本当にこのままでいいのかどうか。最初に述べた戦艦大和のような「高く、大きく、時代遅れ」な市役所だ。特別委員会や市民説明会でも財政シミュレーションが必要だと言われているがなぜか。
【庁舎建設対策課長】
 将来負担が大丈夫か、将来的な見通しをはっきり示してほしいというようことと把握している。
【江口】
 実際にこれだけ大きな費用を使って財政がもつのかどうか、税が上がるとか、サービスが切り下げられるとか、市民生活に影響がないのかどうか、それを一番心配している。しかし、このシミュレーションは11月ないし12月まで出てこない。当然のことながら、この基本計画の中ではっきりと示した上で、大丈夫なんですよというのを確認して進めるべきだ。
 もう1点、この基本計画の立案にあたって、地方交付税の一本算定が考慮されていたのかどうか、その概要も含め対応について答弁を。
【財政課長】
 現在の飯塚市では、合併前の市町村がそのまま存在したということを仮定して交付税が交付されている(「合併算定替え」と言います)が、一本算定とは、合併後の新市を1つの市として算定するという方式であり、今後、約30億円程、地方交付税が減ることとなる。
 具体的な対策は示していないが、合併特例債を活用した公共施設の整備について調整をしている。
【江口】
 言われたように一本算定の削減額は30億円。歳入では約150億円の地方交付税の20%、歳出で見ると約80億円の人件費の37.5%もの金額になる。これだけの額が減ると財政運営は大きく変わるはずだ。
 さらに国、地方合わせて1000兆円を超えようとする借金を抱える今、いつ小泉構造改革のときのような交付税の削減が行われるかもわからない。
 そう考えると、財政運営についてもいくつかのパターン、そしてその中でも一番厳しくなったときでも大丈夫なような準備が必要だ。
 しかしシミュレーションもでていないし、一本算定の対策も具体的でなく、不透明なままだ。

****************
【お気楽Aさん】たぶん、飯塚市には、打ち出の小槌があるんだ。うん。そうだ。大丈夫だ。。。
 市税収入は132億円しかないけど、30億円収入が減っても大丈夫だ。。。
 市長も民間会社の社長だったから、そこのところちゃんと見てるだろ(◎-◎;)

 国にもお金があるんだ。ちゃんと仕送りしてくれるよ。大丈夫だ。。。
 借金はあるらしいけど、そりゃ国のことだから、市に迷惑かからないさ。
 まぁなんとかなるさ。。。(^_^)b
 

【しっかり者Bさん】いやいや、そんなことはない。(-.-;)y-゜゜
 
さて、お気楽Aさんの市政が良いのか。しっかり者のBさんの市政が良いのか。
 あなたならどうする?
 
まだまだ続きます<(_ _)>