このまえ、ブログへのコメントで学校の統廃合ってどうなってるの?そもそもなんでやるの?っていう質問がありました。
私の感じている所と言うことをお断りした上で、学校の再編統廃合については、行革のために始まり、行革のために進んでいると思っています。なぜそう感じるかは、後半をどうぞ。
その前に、学校再編統廃合の姿を紹介しましょう。
この再編計画の基本方針の最初に次のようにあります。
各学年1学級以下で、今後も 1学年1学級または複式学級による学級編制が継続すると推計される学校については、現在の学校の状況、地理的環境、地域の実情等を勘案したうえで再編(統合)の検討を行うものとします。
この方針の中、以下の再編となっています。
施設一体型小中一貫校
- 頴田小・頴田中→現在地に建設、ほとんど完成し25年度に開校
- 目尾小・幸袋小・幸袋中→幸袋小・中の敷地に建設予定
- 潤野小・蓮台寺小・鎮西中→大日寺に建設予定(火葬場の近く)
- 平恒小・楽市小・穂波東中→平恒小及び裏の田んぼに建設予定
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その他の再編
- 飯塚一中・飯塚三中・菰田中→飯塚一中に統合
また、一時期統廃合の対象となっていた八木山小・高田小・内野小については当面存続となりましたが、「一定条件を満たさなくなった場合には、再編(統合)の対象校とし、保護者等関係者と協議したうえで、隣接校との再編(統合)の検討を行う」とされています。
さて、なぜ私が行革のための学校再編統廃合かと感じるかについてご紹介します。
平成18年の合併、そして就任した齊藤市長は、就任後の月に財政非常事態宣言を行います。
そして行革の議論が9人の民間委員を中心にスタート。
平成18年10月に飯塚市行財政改革大綱答申書が提出され、
平成18年11月に飯塚市行財政改革大綱が決定。
その後、公共施設の見直しが必要だとして、
平成20年3月に「公共施設等のあり方に関する基本方針」、
平成21年2月に「公共施設等のあり方に関する第一次実施計画」がそれぞれ決定されています。
平成23年3月に「公共施設等のあり方に関する第二次実施計画」が決定されています。この第二次実施計画は、第一次実施計画で積み残しとなっていた小・中学校の一部の再編整備を中心に策定されました。
その流れの中で、この学校再編統廃合については議論されており、本来子どものためでしたら、これからの飯塚市はこんな教育をするからこんな施設が良いよねという議論がもっともっとあるはずですが、そこについては非常に低調だったことからも、行革がベースと言うことが透けて見えてきます。
この行革については、市のHPに「行財政改革」というページがあります。以上の流れや議論を追うことが出来ます。(議会での議論は会議録等でご覧下さい)
http://www.city.iizuka.lg.jp/06machi/gyozaisei/index.php
また、学校の統廃合ですが、市のHPに「小中学校の再編整備について」というページがあります。併せて参考になれば幸いです。
→ http://www.city.iizuka.lg.jp/02manabi/st_saihen/index.php
ここには、以下の計画等が掲載されています。
(1) 飯塚市小中一貫校建設基本構想
(2) 飯塚市立小学校・中学校再編整備計画
(3) 飯塚市公共施設等のあり方に関する第二次実施計画
(4) 飯塚市立学校再編整備等に関するアンケート(結果)
以上、大枠ですが紹介とさせて頂きます♪