飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

号泣会見!政務活動費、飯塚は? 他よりうんと厳しい条例で再出発しています。

兵庫県議が号泣する姿を多くの方がご覧になったことでしょう。そう、政務活動費の支出が怪しいというニュースです。



報道によると、昨年1年だけで兵庫県豊岡市城崎温泉へ105回、同じく兵庫の佐用町へ63回、福岡へ16回、東京へ11回など、合計195回の出張が、「要請陳情等活動費」として、301万5160円の支出がなされていたそうです。。。

ある1月には上のような不自然な出張の連続も。


更には、誰に会ったかなどは先方との約束で話せないと。


あり得ません。。。


こんな方がおられるから、全国でがんばっている多くの議員が、「あんたたちは大丈夫ね?こんなことしとらんとね?」と疑いをかけられます。


たいがいにして欲しいよね。ホント。。。


だけど、大丈夫。安心して下さい。


飯塚の政務活動費、たぶん日本一厳しい仕組みができています。


というのは、使ったお金を第三者機関にきちんとチェックしてもらう仕組みを政務活動費に入れ込んだんです。


具体的には、僕ら議員や会派が政務活動費を使った後に提出する領収書や報告書などの書類を、「政務活動費審査会」の方々にしっかりチェックして頂きます。その際におかしな支出があったら審査会は市長に「この経費はおかしいでしょ!」と進言、それを受けて市長が「この分、お金返して!」と議員や会派にきちんと言えるようにしています。


それも、チェックする「政務活動費審査会」のメンバーは市長が選びますし、その中には公募の委員も入るようにしています。また、このメンバーも男女の比率も偏らないようにしてるのです。

このような政務活動費チェック専門の第三者機関を作った議会は他にはありません。


作るとき、「よその議会に「いらんことしたね〜」と思われるよね」って話してたくらい。


ただ、飯塚市で問題が無かったかというとそうではありません。以前、政務調査費でカーナビや応接セットを買ったり、本人や親族の所有する不動産を事務所として借り上げている事例がおかしいのではとオンブズの方や新聞に指摘され、いったん条例は廃止しました。


そんな政務活動費をもう一度制度化するからこそ、二度と疑われるようなことがないように、またそんなことがあったらきちんと市民の視線でチェックが出来るように、議員同士で議論を重ね、新しい条例を創りあげました。


市民の皆様、どうぞご安心ください。でも安心しながらも厳しいチェックをどうぞよろしくお願いします!皆様の関心が、議員を育てます。


おまけ)
この政務活動費の問題、よ〜く見るとその多くは都道府県や政令市の議員ってケースが多いんです。


今回も県議。


僕ら市町村の議会が政務調査費や政務活動費を条例化する際に気をつけたのが、使ったお金の透明性の確保、具体的には領収書の添付を義務づけること。対して、都道府県や政令市の多くは領収書の添付を義務づけなかったケースが多くありました。


そんなザルのような状況があって、使い道も適当でいいよという風潮があったのでしょう。


加えて、額も全く違います。例えば、福岡県議は月50万円、福岡市議・北九州市議は月35万円。対する僕らは桁が一つ違います。飯塚は、最初に条例を制定した時が月額5万円、今は4万円です。


一緒にして欲しくないねと多くの市町村の議員は思ってます。


更に言うと、国会議員なんて領収書どころか何に使ったのか報告する義務さえない月100万円の文書通信交通滞在費、公設秘書が政策秘書を含めて3名分、更には政党助成金まで!


金を多く使う方が緩いという悲しい現実ですね。


また、ニュースでは次のような映像も流れました。


この映像では、議会報告のための広報紙を作っても、それがどんなものか添付する義務もないとあります。


だけど、多くの市町村はそんなことはない。当然ながら、ぼくら飯塚市の条例では以前から添付するようにしており、こんな映像なんてありえない。


さらに、報道の中には、関係書類を見るために情報公開条例を使って情報公開請求をするシーンも。この点についても、飯塚市の条例は以前から対処済み。最初っから公表することとしており、情報公開請求をしなくても見ることが出来ます。これは制定当時は珍しい他自治体より進んでいた仕組み。


そんな独自の工夫を重ねてきたこの条例。飯塚が他に自慢できるモノの一つだと心の中で思っています。(^_^)v


僕らの条例の方が優れている!と思う地方議会の関係者、ぜひ自慢比べしましょ♪


負けませんよ〜