飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

飯塚オート続報

昨日の委員会の資料を添付しています。と言っても、見づらいでしょうからそれぞれ紹介しますね。


1枚目の表紙を飛ばして2枚目の写真資料1は25年度と26年度の売上額と入場者の比較表です。比較は4月から7月までの同時期を比較しています。
資料によると、一日平均で売上が25年度は1億2488万4900円だったのが、今年度は1億1046万1700円と昨年比12%減、同様に入場者が25年度が1日2965人だったのが、2406人と昨年比19%減。






3・4枚目の写真資料2は場外発売場の開設の報告です。
鹿児島県霧島市の競輪の場外発売場にオートレースの発売場を併設して頂きました。開設日は8月13日。






5・6枚目の写真資料3は、船橋オートの廃止についての記者発表資料です。
こちらについては、文章をそのまま紹介します。

***千葉県・船橋市記者発表資料***
近年の社会経済環境の変化に伴い、事業実施に必要な経費を売上で賄うことが困難な状況にあり、事業を今後も継続するためには、多大な設備投資が 必要となるなどの状況を総合的に考えた結果、千葉県及び船橋市は、平成27年度末をもって船橋オートレース事業を廃止することとしました。

1 経緯
千葉県の経緯
 船橋オートレース事業は、昭和25年に千葉県が全国に先駆けて事業を開始し、 これまで 187 億円を一般会計に繰り出すなど県の財政に大きく貢献してきた ところです。
 しかしながら、景気の低迷、娯楽の多様化など社会経済環境の変化により、 売上は平成 2 年度をピークに減少傾向に入り、平成 10 年度に単年度収支が赤字に 転落しました。
 このような中で、平成 15 年度の千葉県包括外部監査では、事業から撤退するか、 単年度収支を黒字化して一般会計に寄与できるスキームを再構築するかの選択が 提示されました。
 これを受けて、平成 18 年度から、単年度収支を黒字化し、一般会計に 寄与できる包括的民間委託を導入いたしました。
 しかしながら、売上の減少傾向に歯止めをかけることができず、経営状況が好転する兆しが見られない状況にあります。

船橋市の経緯
 船橋市は昭和 30 年に施行者に加わり現在に至っております。この間、市施行分で約197億円を一般会計に繰出し、市財政に大きく貢献してきました。
 売上及び入場者数は平成 4 年度をピークに減少の一途をたどり、平成 9 年度から 単年度収支が赤字となり、平成 13 年度からは実質収支も赤字となり繰上充用で 対応してまいりました。
 その後、平成15・16年度の2 か年で収支改善計画を実施するも収支改善に至らず、平成18年度から事業運営を千葉県同様に包括的民間委託に移行し、 単年度収支を黒字化して小型自動車競走事業会計の債務の縮小に努めてまいりました。
 しかしながら売上の減少に歯止めがかからず、平成 26 年度は業界支援を得ての事業実施となり、現状でも極めて厳しい状況が続いております。

2 平成 27 年度末をもって廃止する理由
(1)売上の減少傾向に歯止めがかからず、経営状況が好転する兆しが見られない状況で、事業実施に必要な経費を売上で賄うことが困難な状況にあること。
(2)船橋オートレース事業の施設等(投票システム、スタンドなど)は老朽化しており、今後も事業を継続するためには、多大な設備投資が必要になること。

3 今後の対応
(1)ファンの皆様のために、オートレース専用場外車券売場の設置に向け、県・市 は誠意をもって対応してまいります。
(2)選手、競走会、他施行者など関係者の方々とは、丁寧に協議・調整を進めてまいります。
***以上***






7・8枚目の写真資料4は飯塚市オートレースの財務状況に関する資料です。
7枚目は、ここ五年間の収支状況。
各年度の売上額は以下の通り。(カッコ内は前年比)
 H21 162億円
 H22 149億円(91%)
 H23 135億円(91%)
 H24 115億円(85%)
 H25 105億円(92%)
単年度収支(左)及び累積収支(右)は以下の通り。
 H21    ▲266万円  ▲6億0371万円
 H22   ▲1655万円  ▲6億2026万円
 H23 ▲1億2494万円  ▲7億4520万円
 H24 ▲2億4193万円  ▲9億8713万円
 H25 ▲4億1749万円 ▲14億0461万円





最後の写真4−3は、今後のスケジュール。
 受託者公募・受託者決定を10月から11月中旬までに行い、11月下旬に基本契約、来年3月下旬に27年度の契約、4月より包括的民間委託開始


以上、資料の紹介でした。参考になれば幸いです。