飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

議運視察、第1日。長岡京市議会へ。

今日から明日にかけて、議会運営委員会の視察です。
第1日目の今日は、長岡京市議会へ。
長岡京市議会からは、議運の正副委員長が同席され、議会事務局の方々と共に、私たちの質疑にお答え頂きました。


こちらは、市民からの請願をきっかけに議会基本条例をつくられました。


請願は、市民・国民が、国や地方公共団体に意見や要望等を述べる大切な権利。
憲法には次のように定められていますし、請願法という法律もあります。

日本国憲法】第16条
何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正 その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかな る差別待遇も受けない。


その大切な権利の表れとして、議会に寄せられる請願も多種多様なものがありますが、この長岡京市の「議会基本条例をつくってほしい」という請願については、はじめてお聞きしました。

その市民の請願を大切にする中で、議会として検討を重ね、長岡京市議会では、平成24年3月議会で議会基本条例を制定されます。

「オリジナリティを大切にしたい」として、他の議会基本条例を真似することなく、自らの言葉で議会のルールを定められたこの条例は、多くの法体系で取られている「である。とする。」といった文体ではなく、「ですます調」を採用しており、親しみやすい文体でもあります。


また、この議会基本条例を制定したことから、議会として市民との意見交換会を実施されています。

飯塚市議会では、まだ議会基本条例を策定してはいませんが、今後どうするかを検討していかなくてはならないなぁと感じました。


また、議会からの情報発信についても色々お聞かせ頂きました。こちらの議会は、議会中継については、サーバー配信方式を採用。コストはかかりますが、編集や安定性を重視したそうです。ただ、「ネットつないだら良いかと思うとそうではなかった。どうして見てもらうかが課題。」と言われており、こちらについては、どこも同じ悩みを持っているようです。


議会便りもリニューアルされて、各議案に対する議員・会派別の賛否についても掲載するようになりました。こちらも議会基本条例に基づき行っている意見交換会での意見を取り入れ、実現したそうです。


その議会としての市民との意見交換会に際しては、市民の来場を促すために、議員が駅頭でチラシ配りもされたと言うことです。
といっても、動員をしていないことなどから、残念ながら参加数はあまり多くなく、この点をどうするかが悩みと言われていました。


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