飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

議運視察、第2日。西宮市議会へ。

今日は、議運視察の第2日。西宮市議会へお邪魔して、ペーパーレスへの取組と議会広報についてお聞かせ頂きました。

西宮市議会は、H20年7月に議会改革特別委員会立ち上げられ、前任期までしっかり検討を進められています。その中で実現したものが、今回お聞かせ頂いたペーパーレスへの取組と議会広報の改善です。


ペーパーレスについては、12月議会からタブレット端末( iPadAir2 )を全議員に貸与し、そのタブレット端末を使った議会資料閲覧システムを導入しています。

導入に際しプロポーザル方式により検討した結果、システムについては、スマートセッションというソフトとサイドブックスというソフトの2種類のソフトが採用されています。

サイドブックス https://sidebooks.jp/results/ 
スマートセッション http://www.hitachi-systems.com/solution/s1302/smartsession/


この導入の目的は、議会活性化です。


この目的について、議会事務局として、次のような整理をしていると述べられました。

議会資料閲覧システムは、毎年大量に発生する議会資料を電子化し、公費で貸与するタブレット端末を用いて、自宅や外出先など場所を問わずに、どこでも議会資料を閲覧可能にし、議案の審査や調査、議会運営の効率化を図ることを目的として導入されています。


議会としての正しい意志決定をするためには、充分な判断材料が必要です。その判断材料を素早く探すために、このペーパーレス化が行われており、膨大な資料のペーパーレス化と迅速なレスポンスが実現しています。
また、タブレット端末の採用により、誰でも使いやすいシステムができています。
今までは、執行部側が多くの資料を持っていたのに対し、議会側は執行部側が提供した資料しか基本的に持たないため、執行部優位だったのに対し、タブレット端末の導入後は、議会側もこのタブレットにより過去の記録を深掘りし、論点整理がさらに進むようになり、議会審議の深まりが実現しているそうです。


ただ、議会側の進化に対し、執行部側はまだ紙ベースでの資料しか持たないため、議論が噛み合わないケースもでてきていると言われています。


このペーパーレス化ですが、使いやすいシステムとなっていますが、導入へのハードルを下げるために、現在は、紙ベースの資料も作成し、全員に渡しているとのこと。今後は、まずは選択制への移行、そして紙ベースの資料をなくす本格的なペーパーレスへ現在の議員の任期中には移行したいと言われていました。


また、議会便りについても、様々な点をお聞かせ頂きました。
近畿地区では、中核市議長会で議会報を持ち寄り、コンクールをやっているそうです。その中で、平成21年頃の議会報が酷評されたとのこと。
その事がきっかけとなり、広報機能の強化が話題にあがりました。
また、前任期末に議会基本条例を制定、その中の大きな柱が議会活動の透明化だと言われており、その一端として広報の強化が必要と言うことで、広報広聴委員会が設置されています。


こちらの議会便りは、市報とは別刷り。飯塚市の議会だよりは市報の中に挟み込むスタイルとなっています。この部分を含め、議会の広報についても見直しを協議していきたいと思います。