飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

飯塚市・嘉麻市・桂川町、九州工業大学・近畿大学と包括連携協定締結!


4月26日に飯塚市嘉麻市桂川町の2市1町は、九州工業大学近畿大学と包括連携協定を締結しました。

この大学との包括連携協定とは、「2市1町と2大学は、今後色んな事を一緒にやっていきましょうね」ということ。

実は、この包括連携協定、以前から代表質問など(平成26年6月他)で締結すべきだと主張してきたことなんです。

やっとですが、私たちの主張が現実のものとなりちょっと嬉しく感じています。

で、なぜこの包括連携協定が必要だ!と言ってきたのか。

一言でその理由を言うと、「より大学と一緒にまちづくりをして、お互いにメリットのある関係になろう」ということです。もっと簡単に言うと、「お互いを上手く利用しましょう」ということ。

飯塚市内にある2大学1短大。このそれぞれと飯塚市は以前から協力関係にはありました。

例えば、明後日から始まる車いすテニス大会。
これは民間主導の大会ですが、飯塚市も職員をボランティアでかなり出していますし、補助金や実行委員会の一員としても参加しています。
他方、近畿大学などの学生もボールパーソンなどで協力して頂いています。

色んな市の審議会などにも学識経験者として大学教授に参加して頂いたり、学生の立場でも参加して頂いています。

また業務としての協力関係もあり、平成23年3月28日に、大学力を活かした地域経済活性化を目的として、「産学官金連携の協力推進に関する覚書」を九州工業大学近畿大学、日本政策金融公庫、飯塚市の4者により締結。26年5月23日には、医療分野の研究開発、産業発展を目的として、飯塚病院九州工業大学、飯塚研究開発機構と飯塚市の4者による「医工学連携の協力推進に関する協定書」を締結しています。

このように、場面場面で協力はしているんですが、それぞれ単発であり、関係する方々も限られ、じゃあこのテーマをやりたいと思っても、「どうはじめたらいいのかわからない」、「手続必要なのかな?」、「また協定を結んでやらなきゃだめなんだろうか?」、「そもそも話して良い事かどうかわからない」などと様々なハードルが現実にありました。

この包括連携協定は、そのハードルを下げるもの。

25年4月に視察でお伺いした草津市滋賀県)では、立命館大学と包括連携協定を締結しており、学生が地域で行う活動を促進したり、大学と連携して草津未来研究所という組織を立ち上げ、政策研究や職員の資質向上とまちづくりに生かしていました。

昨年5月に視察でお伺いした野々市市(石川県)では、共同研究のテーマがあった場合は、業務委託料として支出しているそうです。また年に一回、大学の幹部の方々と市の幹部での協議を行っている。金沢工業大学との連携については10年を超していて、更に密に行っており、月1回協議を行っています。

このような、事例を参考にしながら、せっかく飯塚に立地する大学にある頭脳をもっと活かしたいと思っています。そのことで、大学にとっても飯塚市にとっても、更には学生にとってもウィン・ウィンの関係になれるのではないでしょうか。

地域創生とまでいかなくても、地域経済のことを考えると、やることは単純に言うと、地域の外にお金を出さない(できるだけ地域の商品やサービスを買う)、地域の外からお金を稼ぐ(地域の商品やサービスを外に売る)くらい。

なんとか計画とか、市が市外のコンサルタントに業務委託している案件の中には、市内の大学の先生方や学生さんにできるものもあるはず。

また、なんたらシステムなどの業務用システムで溺愛のシステムを大手の企業から買っている案件の中でも、時間をかければ市内の大学と市内の企業が共同開発できる案件もあるはず。

もっと手前でも、お店のリフォームやコンセプト作りなど、地域の商店や企業が困っていることで、学生さんがお手伝いして解決できることも多くあります。

そうして、地域でお金を回し稼ぐ。
それが、包括連携協定で可能になりますし、やりやすくなります。

また、その過程で、地域に先生方だけでなく、学生さんが入っていくことで、地域の方と結びつき、地域の方に愛され、学生さんが飯塚を理解し、この飯塚への思い出が増える。単に4年間を過ごすだけでなく、第二の故郷となれるのではないかと思います。

今回、私たちの提案が、飯塚市だけでなく、嘉麻市桂川町を含めた2市1町に拡大して実現したことを素直に喜びながら、その成果を待ちたいと思います。

おまけ。
明日15日は、議会運営委員会が10時から開催されます。
先の代表者会議で正副議長が辞意を表明されており、臨時議会ではその選挙が大きな焦点となります。またその他、臨時議会に提案される議案も見えてきます。
お時間が許しましたら、新しい議場になった市議会へ傍聴にどうぞ♪
新しい議場は、親子室もあるので、赤ちゃん連れでもOK!
もちろん、ネット中継もございます。