飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

福祉文教委員会、資料紹介します♪

8月8日に開催された福祉文教委員会では、多くの資料が出されました。
せっかくなので今日からそれぞれの資料についてちょっとずつ説明をしていこうと思います。
議会の様子を知って頂く機会になれば幸いです。

まずトップバッターは、市内居住児童の支給認定状況から。
まずは、資料をご覧下さい。

この資料は、飯塚市内の乳幼児に対し、保育園・認定こども園に通園したいという希望があった後、その希望がどうなっているかを示すものです。

最初の表の「1.市内居住児童の特定教育・保育施設(保育所こども園)支給認定状況(人)(2・3号のみ)」は、希望した方のうち、市役所が保育所認定こども園に通園する資格がありますよと認めた数の変化を月ごとに集計したモノです。


次の表の「2.市内居住児童の特定教育・保育施設(保育所こども園)利用状況(人)(2・3号のみ)」というもの。
これは、1の支給認定を受けているこどものうち、保育所こども園を利用している子どもの数です。


そして、最後の表の「3.私的な理由による未利用者(人)(毎月1日現在)」は、1の表から、2の表の数を引いたモノ。つまり保育所に行く資格があると役所も認めているのに、実際に保育所を利用していない数です。「私的な理由による」とあるのは、そこの保育所はイヤだ、あそこの保育所がいいといって、利用できる保育所があるのに利用しないのは、私的な理由だと言って、この区分で整理しています。つまり、厳密に言うと待機児童ではないということ。もっとも、この私的理由による未利用者と言っても、「実質的な待機児童だ」とは、認めています。
しかし、この線引きが非常に大事なんですけどね。この点は、また別の機会に。
で、この表を見ると、実質的な待機児童は7月1日現在では76名となっています。


ちょっと表を詳しく見てみましょう。
最初の表「1.市内居住児童の特定教育・保育施設(保育所こども園)支給認定状況」を見ると、27年度の4月に通園資格が認められた3082人だったのが、年度末の3月には、3435人と4月から見ると350人ほどの増加となっていることもわかります。
また、同じ4月でも27年度の4月の3082人が、28年度の3月では3117人、29年度の4月では3248人と年を追うごとに増えていっていることがわかります。

この4月が少なくって年度末の3月が多いのは、いつものこと。というのは、子どもの誕生日がいつかというのが、鍵になっているようです。
例えば、毎月100人、年間だと1200人の子どもが産まれ、ご家庭では1年の育児休暇を取って、仕事に復帰しようと全ての家庭が思うとどうでしょう。
4月からスタートする1歳児のクラスにいるのは、当然、4月に1歳になる子どもだけ。つまり4月生まれの100人しかいません。(月の途中に産まれた子はどうなる?なんて突っ込みはなしでお願いします♪)
それが5月に1歳になる子どもは4月生まれの100人と5月生まれの100人を足して200人。6月だと4〜6月生まれの合計の300人と、当然のことですが、増えていきます。
当然、全ての子どもが保育園を希望するわけではないですし、全ての子どもが1歳で入るわけでもありませんが、4月が一番少ないのは、そういうわけです。

この4月からだんだん認定数が増えるのと同様、2つめの表、「2.市内居住児童の特定教育・保育施設(保育所こども園)利用状況」も、月を追う毎に増えていっています。

しかし、その増え方は、少しずつ差が出てきており、その差が、最後の「3.私的な理由による未利用者」として現れています。一番多い数字は、28年12月の140人! この数字の裏に、働きたくても働けない方が同数程度おられることを考えるとぞっとしますね。


もうちょっとこの表から読み取れるモノもあるんですが、今日はこの辺で。