飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

9月議会、7日から始まります!

9月になり少し過ごしやすく感じるようになりました。
そんな9月は議会の開会月。8月31日には議会運営委員会が開かれ、提案される議案も判明しました。
今日はその9月議会に提案される議案についてお伝えします。


まず、予算関係が一般会計と介護保険特別会計の2本。
一般会計は、今回の補正予算が約3億4千万円の追加で総額が約636億円となります。
中身も一部紹介しましょう。
来庁者駐車場等周辺整備工事が当初予定の2億6900万円に3670万円の追加で3億570万円に。
待機児童対策のための保育士確保緊急対策事業費として、修学資金貸付事業費に当初予定の1260万円に270万円を追加し1530万円に。
また保育士修学資金貸付金として新規予算として303万円を追加。

農業施設管理費の維持補修費9750万円に横田安町井堰の老朽化による鋼製ゲート及びシリンダー取替費用2862万円を追加。
赤坂地区調整池新設工事損害賠償金として2368万円を追加(後で紹介する和解議案関連予算です)


奨学資金貸付基金積立金として新規に1億6千万円を追加。
また、今まで入学後の6月に支給していた入学準備扶助費の支給時期を入学前年度の3月に変更し、保護者の負担軽減を図るために、小学校分860万円、中学校分1350万円の扶助費の追加。

以上が、主な補正予算となります。


ただ、気になるのが、体育館の耐震診断の費用が予算に出てきていないこと。約1千万円ではありますが、法の規定より遅れており、県知事からも支給実施し報告するよう命令も受けているものです。



また、条例案は奨学資金貸付基金条例の一部改正案、公民館を交流センターへと変更するための公民館条例との一部改正案と交流センター条例案、6月議会で否決された保育士修学資金貸付金条例を修正した上での再提案、保育士生活資金貸付金条例案、若菜児童館の住所変更のための児童センター及び児童館条例の一部改正案の6本です。

最初の奨学資金貸付基金条例の一部改正案は、今まで貸与型だった奨学金を変更し、卒業後市内に定住すると返還不要となる制度とするための条例案です。
貸付人員は、私立高等学校・高専が10人以内、専修学校・短期大学・大学が18人以内
貸付額は、私立高等学校・高専が月額1万5千円、専修学校・公立大・公立短大が月額3万円、私立大学・私立短大が月額4万5千円となっています。

保育士修学資金貸付金条例は、卒業後、市内私立保育所等に5年間就労すると返還不要となる修学資金貸付を実施することで保育士を確保し、未利用児童解消を目指すものです。
6月提案では月額2万円だったのを5万円に変更(県の同様の制度を利用する場合は2万円)、対象も市内在住の学生もしくは保護者が市内在住であることを条件に変更、対象となる施設も県内限定に変更、返還免除になるのも市内の保育所等に5年間勤務だったのを市内の私立保育所等に5年間勤務へ変更などが主な変更点となっています。
予算資料によると、5万円×6月×51人(H30採用見込:35人 H31採用見込:16人)が予算計上されています。

同じく待機児童対策の保育士生活資金貸付金条例案は、新卒新規採用保育士を対象として、市内私立保育所等に5年間就労すると返還不要となる生活資金貸付を実施することで保育士を確保し、未利用児童解消を目指すものです。
貸し付ける生活資金(月額)は、採用1年目は2万円、2年目は1万5千円、3年目は1万円となっています。

その他に、旧飯塚休日夜間急患センター敷の所有権移転登記手続請求のための訴えの提起議案、赤坂地区調整池新設工事が中止となったことに伴う業者への損害賠償のための和解案2件、飯塚市立図書館の指定管理者の指定議案、市道路線の廃止・認定議案各1本、そして28年度の各会計の決算認定を求める議案が16本の合計30本が審議されることとなります。
また最終日には市営住宅関連の訴訟や和解など7本の報告がある予定です。

昨日は関東大震災の起こった日であり、防災の日
九州北部豪雨の被災地もまだまだ心配な中、台風の季節もやってきます。
備えは怠りなきよう。