飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

9月議会閉会。関の山の鉱業権売却は継続審議へ。

毎日楽しみにしていた朝ドラ「なつぞら」も残すは明日と明後日のみ。
じいちゃんが元気に生きて終えることができるのかが心配な今日この頃です(^_^;)
 
さて、3日から始まった令和元年第4回飯塚市議会定例会、通称9月議会も、今日が最終日。
今日は市長より提案された予算案や条例案、更には市民からの請願などの議案に関する各委員長報告の後に質疑討論採決が行われました。
その中で紹介するのは大きく2つです。庄内の関の山関連の2議案と体育施設関連の議案です。
まず、注目の庄内の関の山関連議案についてです。これは9月11日のえぐマガで紹介したように、関の山の市の土地とその土地に設定してある鉱業権を売却したいという議案です。
 
鉱業権と土地の売却の相手は、関の山鉱山株式会社で総額6千万円。
関の山鉱山株式会社は、田川側から石灰岩の採取を進めており、それを飯塚市側にも拡げたいとして市に該当土地と鉱業権の売却を市に要望し、市がそれを受け進めていますが、この案件には、地元の入水・山倉の自治会長名で反対の請願も出されています。
この案件は、2つの議案にまたがっており、議案116号が鉱業権の売却で経済建設委員会にて、土地・鉱業権の売却の代金については議案99号の一般会計補正予算に含まれ総務委員会での審議となりました。
 
まず、9月12日に経済建設委員会で鉱業権の売却についての議案116号「財産の処分(山倉)」ですが、市側の説明、請願紹介議員の説明に続いて、質疑が行われました。
質疑の後、委員から「現場を確認したい」などの理由から「継続審議とすべき」という意見が出され、全会一致で継続審議となりました。
 
また、9月13日に開かれた総務委員会で、該当土地の鉱業権及び土地の売却益を含む補正予算「議案99号 令和元年度飯塚市一般会計補正予算(第3号)」を審議されましたが、前日の経済建設委員会で全会一致で継続審議となっていることから、関の山の売却益を予算案から削除する修正案が出され、これは全会一致で可決となりました。
 
この2つの委員会の結果を受け、今日の本会議では、委員会の結果同様、補正予算からは該当する売却益を削除すること、鉱業権の売却に関する議案は継続審議となりました。
 
今後は、本会議閉会中の経済建設委員会の審議が舞台となります。
経済建設委員会は、11月1日に現地調査の後、審議となるとのこと。
ここで委員会の結果が出れば、12月議会の初日の委員長報告・質疑・討論・採決となります。
また、11月1日で結果が出なければ、引き続き審査、その後、結果が出たところで、次の本会議で委員長報告・質疑・討論・採決となります。
 
この問題は、もう少し長引きそうですね。
 
次にもう一つの体育施設関連議案ですが、これは飯塚市新体育館及び飯塚市新地方卸売市場の建設に伴う健幸スポーツ広場(旧陸上競技場)・庄内工業団地グラウンドの廃止、老朽化した頴田体育館・頴田武道館の廃止、筑穂多目的グラウンドについて指定管理者制度の導入のための条例議案です。
 
本来、条例に体育館やグラウンド等体育施設を書くということは、それらの体育施設を提供しますよという市民に対する市の約束です。今回のように新しい体育館や市場の工事のために旧陸上競技場や庄内工業団地グラウンドを廃止するなら、まず、条例を改正してから、工事をするのが物事の順番というモノ。
しかし、今回は、条例改正案を提案する前に、庄内工業団地グラウンドの造成工事が始まっています。これは、市の仕事の上での大きな欠陥。
この点に関する私の指摘に副市長から陳謝がありましたが、ここれを議会として、許すべきではないということから、私は反対としました。私と同様の理由、また別の理由から反対する議員もおられましたが、議決としては、賛成多数で可決されています。
 
市場については、ゆめタウンの進出の話もあり、大きな分岐点に来ています。
 
議会として、もっと慎重に様々な視点からの審議が必要だと強く思います。
 
以上の議案以外の議案については、全て可決し、9月議会は閉会しました。
 
審議の様子は、ネット中継でも見ることができます。
コチラからどうぞ♪