今日のブログは、メールマガジンの転載です。
以下のような
飯塚のこと、政治のことを少しでも知って頂ければとの思いで書いているえぐち徹のメールマガジン「えぐマガ」
GW、いかがお過ごしでしたか?
ステイホームで、自宅ばかりという方も多かったことでしょうが、
これだけ良い天気だったのが、ちょっと残念。
とはいえ、コロナとの戦いの真っ最中。
しかたないよね。と自分に言い聞かせている毎日でした。
さて、今回のえぐマガは、そのコロナとの戦いに使う武器「飯塚市の独自支援」について、お伝えします。
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飯塚市の独自支援「緊急対策」始まる。
GWの直前、4月28日に市の緊急対策なるものが発表されました。
総事業費は約17億2千万円。その概略は次の通りです。
事業者関係
1−1 事業継続応援事業 売上高が前年同月比で5%以上減少した市内事業者が対象で、無担保・無利子。ただし保証協会のOKが必要。
事業費:9億8400万円 (預託金含む)
2 生活者関係
2−1 再就職(再雇用)応援事業
概要:解雇や雇止めにより職を失った方10人を、市や社会福祉協議会の職員等として雇用。
事業費:1500万円
2−2 ひとり親家庭等応援事業
児童扶養手当を受給しているひとり親家庭等に対し、1世帯あたり5万円を交付。
事業費:7030万円
3 医療・保育関係者への支援
3−1 医療施設従事者に対する応援事業
概要:市内の医療施設に勤務する者(非正規職員を含む)に対し、1人3万円を交付。
事業費:2億5500万円
3−2 保育施設従事者、児童クラブ・職員に対する応援事業
概要:市内の保育施設、放課後児童クラブに勤務する者(非正規職員を含む)に対し、1人3万円を交付。
事業費:3360万円
4 相談体制の充実
個人向け生活資金相談窓口の設置(市社協と共同設置)
事業者向け経済支援相談窓口の設置(新型コロナウイルス感染症に関する経済対策室の設置)
5 感染症収束期の事業
新型コロナ感染症収束期を迎えた時に、次のような事業を開催予定。
概要:解雇や雇止めにより職を失った方10人を、市や社会福祉協議会の職員等として雇用。
事業費:1500万円
2−2 ひとり親家庭等応援事業
児童扶養手当を受給しているひとり親家庭等に対し、1世帯あたり5万円を交付。
事業費:7030万円
3 医療・保育関係者への支援
3−1 医療施設従事者に対する応援事業
概要:市内の医療施設に勤務する者(非正規職員を含む)に対し、1人3万円を交付。
事業費:2億5500万円
3−2 保育施設従事者、児童クラブ・職員に対する応援事業
概要:市内の保育施設、放課後児童クラブに勤務する者(非正規職員を含む)に対し、1人3万円を交付。
事業費:3360万円
4 相談体制の充実
個人向け生活資金相談窓口の設置(市社協と共同設置)
事業者向け経済支援相談窓口の設置(新型コロナウイルス感染症に関する経済対策室の設置)
5 感染症収束期の事業
新型コロナ感染症収束期を迎えた時に、次のような事業を開催予定。
◎飲食店再開支援セミナーの開催
◎プレミアム付き応援券の発行
◎市民の応援機運の醸成
以上が、市の緊急対策です。詳しくは、こちらをご覧下さい。
https://www.city.iizuka.lg.jp/hisho/shise/gaiyo/shicho/message/coronashien.html
まあ・・・何というか。正直に言うと残念です。
まず、事業者への支援。
これは、実際に事業者に聞いても、皆さん大歓迎。待ち望まれていた支援です。
なので、前回のえぐマガで紹介した私なりの緊急経済対策にも入れていました。
これが飯塚市の支援にはないんです。
事業継続応援事業というのがあるけど、これは、国・県の融資制度を活用した事業者に対するもの。
つまり、既に融資を受けることが決まった方々への支援。
30万円はありがたいけど、その前に数百万だったり、もっと大きなお金を借りることが決まっています。
これがあると、助かる!というのではないのです。
そして、事業者向けの支援のもうひとつが、事業継続応援貸付事業という市の融資。
今日現在でまだスタートしておらず、既に動いている県の融資制度があり、こちらとほとんど一緒。
一部、有利な点もありますが、上限額は県の融資の方が一回りも二回りも上。
なんといっても、始まっていなければ・・・使えません。
また輪をかけて、びっくりなのが、2の生活者への支援。
再就職(再雇用)応援事業は、コロナの影響で職を失った方を雇って支援!という制度なのですが、まさかの10人!
う〜〜〜ん。びっくりしてしまいました。
対称的に充実しているのが、ひとり親家庭等応援事業と、医療保育関係者への応援事業
介護関係がないという点を差し引いても、こちらは、他自治体に比較しても、ぴかぴかに光っているように思えます。最後の収束期については・・・コメントを差し控えます。。。
以上、市の事業への辛口のコメントでした。
これで、市内の事業者・市民が救えるのか・・・
市長が上の緊急対策を打ち出したのは、28日。福岡市長が独自線を打ち出したのはそれから2週間早い14日。
他の自治体から一歩遅れたと言われても仕方ありません。
そして、5月4日には、緊急事態宣言の延長が決定。
学校休校も長引き、飲食店をはじめとする新型コロナの影響が大きな業種の方々の心配もまた長引いています。
それだけ、経済も痛めつけられます。
先日、東京都内のとんかつ屋のニュースが流れていました。
東京都練馬区のとんかつ店で四月三十日夜、火災があり、東京五輪の聖火ランナーに選ばれていた店主の男性(54)が全身やけどで死亡した。警視庁によると、現場の状況から体に油をかぶったとみられる。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店は四月中旬から営業を縮小していた。男性は「店を閉じる。もう駄目かもしれない」と、将来を悲観する言葉を周囲に漏らしていたという。
こんな状況にならないように、市は全力で市民を事業者を守らなくてはなりません。
せっかくの市の独自支援、金額としては17億強と、だいぶん頑張ったとは思います。
だからこそ・・・との思いから辛口となってしまいました。
こんな時期だから、みんな協力してと言うご意見があるのは承知していますが、それでも、限りあるお金だからこそ、
生きた使い方をしなくてはなりません。そのためには、ダメなモノはダメとしっかり言うことが私たち議員の仕事であり、
市民の権利だと思っています。
皆さんのご意見やお困りごとをお教え下さい。
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江口 徹(Tohru Eguchi)
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江口 徹(Tohru Eguchi)
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