一昨日、議会運営委員会で法政大学教授の土山希美枝先生を参考人としてお招きして「議会のあり方について」「定数の考え方について」お話を伺った後、質疑を行いました。
この参考人招致は、「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部改正を求める請願」の審査の一環として行ったものです。
ここで、その経過の解説を。
飯塚市議会では、改選(2019年4月)直後の、令和元年第3回市議会最終日(2019年7月4日)に、「議員が4人減ることで議員報酬などの削減につながる」という財政削減の点のみを提案理由とした「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例」案が議員提出議案として提出されました。
私含め数人の議員が特別委員会を設置し十分な審議を行うべきと提案しましたが、これは否決され、本会議即決になり、結果、賛成多数で可決され、議員定数を現行の28人から4人減らして24人とすることが決まりました。
この定数減に対して、昨年9月議会に、女性団体を中心に「議員定数が減ることで、女性をはじめ、初めて立候補しようとする方が立候補しにくくなることや、女性だけではなく私たち市民の多様な声を議会に届けることが難しくなることを危惧しています。」として、「議会で有識者や市民の意見を聴くなどして、議論を深めた上で、議員定数を改正前の28人に戻してください。」との請願「請願第4号 飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部改正を求める請願」が出されました。
そのものは、下の請願文書の中の後半にあります。
この請願の審査の一環として、委員会として、参考人招致を行う方向となり土山先生をお招きしたということです。
議員定数については、皆さん色んな思いがあることと思います。
土山先生のお話は、非常に分かりやすく時間があっという間に過ぎていきました。前半1時間ちょっとが先生からのお話。10分ほど休憩して、1時間程度が質疑となっています。
ぜひ、ご覧頂き、議会の定数を考える材料にして頂ければ幸いです。あなたの定数に関する考え・思いが変わるかもしれません。
この参考人招致、あと2人が予定されており、明後日、2月28日(月)には、大正大学教授の江藤俊昭先生をお招きして、13時から参考人招致が行われます。
江藤先生も議会に関しての大御所!コチラも素晴らしいお話しが聴けることと思います。
リアルでの傍聴ももちろんOK。また終了後には議員有志と市民との懇談会も予定しています。こちらは市役所2階のカフェ「雲を蒔く」で堅苦しくなく、ざっくばらんにあ〜だこ〜だ意見交換ができればと思っています。