飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

使用済みおむつ持ち帰り問題 が アサデス。に取り上げられました!

今朝のKBC九州朝日放送アサデス。に使用済みおむつの持ち帰り問題が取り上げられました!
予定どおり放送されて良かった〜

とはいえ、出てきたのはあっという間でしたね(^_^;)

 

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まあ、飯塚市がちょっとプラスに放送されたので良かった良かった。

この問題の本質は、感染症対策と、保育士の負担軽減、保護者の負担軽減の3つだと私は思っています。

以前から、感染症の専門家に言わせると、おむつって大きな感染源。それを触る人を減らすのは感染対策の基本中の基本だそうです。

 

また、使用済み紙おむつをビニール袋などに入れて臭いがしないようにきつく縛って、○○ちゃんの持ち帰りオムツ置き場に置くのも手間ですよね。ゴミ箱にそのままポンと捨てるのが1番楽だし、衛生的。

 

他方で、保護者にとっても、使用済み紙おむつを保育園バッグなどに入れて持ち帰るのも手間だし、帰る途中でそのバッグ持ったまま買い物に行くのもイヤですよね。

 

番組の中でも、持ち帰りの理由を保護者に健康確認をしてもらうためとありましたが、別に持ち帰って確認しなくても、連絡帳のコメントなどで十分でしょう。

 

現に、持ち帰らない園もいっぱいあって、そこでは困っていませんし、そもそも家に持って帰っても、開けて確認することってまずありません。それも番組中でコメントあっていましたね。

 

オムツの持ち帰りが保護者のため、子どものためだという思い込みからではないでしょうか。

 

この既成概念を取っ払うことが大切でしょう。

今回、飯塚市が舵を切れたのは、コロナのお陰かもしれません。
何度か取り上げても進まなかったこの問題、コロナ対策にもなるという切り口で突破できました。こうして公立保育所認定こども園は持ち帰りがなくなりましたが。私立の園がまだ数園残っています。その園にも持ち帰りなしにして頂けるよう、費用やゴミ収集の問題解決に引き続き取り組みます。

 

以下、委員会や本会議での質疑、関連記事等をいくつか紹介します。

参考になれば幸いです。

 

https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/h30nendo/documents/h300920kessantokubetsu.pdf
H30年9月20日 決算特別委員会会議録抜粋
○江口委員
最近、保育園の子どもに関して話題になったのがおむつの処理なんです。紙おむつなり、布おむつがあるかと思うんですが、その処理についてはどのようになっておられますか。
子育て支援課長
使用済みおむつの処理の方法につきましては、保護者が全て持ち帰る園が12園、これは公立6園を含んでおります。処分は全て園が行うという園が10園ございます。あと、便のみ処分で、尿は保護者が持ち帰るという園が11園ございます。
○江口委員
これ、何らかの線引きはできないものでしょうか。
子育て支援課長
使用済みおむつの処理につきましてはさまざまなご意見がございます。
国が示しております保育所における感染症ガイドラインの中では、使用済みの紙おむつは蓋つきの容器に保管することなど定めております。
ただし、使用済みおむつをどうするかについては方針を示されておりません。園児数に合わせたおむつの保管場所が確保できるかどうか、ごみの回収の頻度がどれくらいかなどを考慮して、自治体や保育所ごとで考えるべき問題と示されております。
おむつを全て保護者に持って帰っていただく理由としましては、保護者が子どもの健康状態を確認できるためとされております。保護者と保育士は連絡帳や口頭で子どもの様子についてやりとりをしていますけれども、おむつがどれくらい使われたのか、また、排便の状況を確認してもらうことで園の様子をより知っていただけるということが考えられております。
特に、下痢をしているときや感染症が発生しやすい冬場は袋を二重にするなど、特別の配慮が必要ですが、袋などで密封し、適切な処理を施していればおむつを持ち帰ること自体必ずしも不衛生だとは言えないという意見があります。
一方で、おむつの持ち帰りに厳しい意見もございます。おむつを複数の人の手に渡らせることは本来避けなければならない。感染症対策の点からも持ち帰られることは望ましいものではないとの意見もございます。
これらの意見については、国の見解と同様に、各園で判断していただくものであると認識しております。
○江口委員
飯塚は各園で判断をしていただきたいというわけですが、北九州市は市が費用、補助金を出すということで園処理なんです。
排便の状況を確認していただくことがというお話がありましたけれど、排便の状況を持ち帰って見ますか、現実的に。
私の子どもが行っている園は布おむつなんです。なので、うちは状況を確認するも何も、洗うので確認せざるを得ないんです。ただ、これが紙おむつであったら、開けてにおう、見る作業を全部やりますか、ということなんですよ。やらないでしょう。現実的ではないんだと思うんです。
なおかつ、それを処理するのは多分、大きな割合で女性です。子育て支援とか言いながら、そういった部分は、いや、これはもうさすがに園でやろう。行政が費用負担してでもやる。フランスの少子化対策のことを書かれた方の著書の中にも、えっ、日本って持ち帰りなの、そんな園があるのという記載もございました。
こういったことなんかは、費用としてはそう大きくなくて喜ばれる部分であるとは思うんですが。ちなみに検討したことございますか。
子育て支援課長
検討したことはございません。
○江口委員
ぜひ検討していただきたいとお願いをしておきます。


https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/r2nendo/documents/2020_3_ippanshitsumon_0616.pdf
令和2年第3回飯塚市議会会議録第2号抜粋
令和2年6月16日(火曜日)
○江口徹
保育所、保育園等での感染対策として、おむつの処理、使用後の紙おむつについて、結構な園で保護者の持ち帰りとなっているんだけれど、これを園処理に変えていただけないかという話を、以前からも数回したことがあるわけですが、それについてはどのようになっておりますか。
○福祉部長
現在、公立保育所こども園においては、使用済みの紙おむつを保護者にお持ち帰りをいただいております。私立の保育施設におきましては、一部の施設では布おむつを使用されております園もございますが、その他の施設においては、各施設で処理をしているところと、保護者にお持ち帰りをお願いしているところがございます。
○江口徹
前から感染症対策にもなるので、しっかりこれを変えていただきたいとお話をしていたんですけれど、それについてはどうお考えですか。
○福祉部長
ご提案のように各園での処理をする場合のメリットとしましては、今回の新型コロナウイルスに限らず、排せつ物を介する感染症や衛生面の対策のほか、保育士が行っている名前を書いた使用済みの紙おむつを入れ間違いのないように確認しながら仕分けを行う、また、個人ごとに持ち帰りの袋の中に入れるといった作業の軽減につながります。
結果としまして、保育士の負担軽減になることで、保育業務に従事できることとなることから、保育士の処遇改善につながると思われます。また、感染症対策に割く時間もふえるのではないかというふうに考えております。
一方で課題もございます。各園で処理する場合、全て可燃ごみとなるため、毎日大量の可燃ごみが出ることになります。事業系の可燃袋に入れて搬出をするに当たっては、5袋までの制限がございまして、それ以上の個数については、業者に搬出の委託を行う必要がございます。
また、ごみ収集日は週2回でございますので、大量の使用済みの紙おむつの保管場所、保管方法、ごみ収集業者との委託の可否の課題が想定されまして、新たな経費が発生することになるのではないかというふうに思われます。
またこのほかにも、健康管理や保護者との関係の点からも持ち帰りの必要性も考えられます。この件につきましては、現場の職員の皆様のご意見も含め、早急に検討していきたいというふうに考えております。
○江口徹
感染症対策は待ったなしだと思います。本当に早急にやっていただきたいわけです。やっぱり、手間もかかるし、危険でもあるわけですよ。それを解決するためには、もうわかっているわけで、何が問題かといったら、基本的にお金の部分ですよね。ところが、そこに関してはそうそう大きな金額じゃないと思います。
この部分に関してはいろんなところで、自治体で変わっていっています。ぜひその点について、早期に解決をしていただきたいと思っています。その点に関して、市の環境部門のほうが必要であればしっかりとご協力いただければ、もうすぐにでもスタートできるのではないかと思っていますので、お願いいたします。



https://www.city.iizuka.lg.jp/giji/shise/gikai/kaigiroku/r2nendo/documents/2021_6_ippanshitsumon_gianshitsugi_0315.pdf
令和3年3月15日 令和3年第2回飯塚市議会会議録第5号抜粋
○江口徹
続いて、新型コロナウイルス感染症対策についてお聞きいたします。
まず、飯塚市では約半数の保育所・保育園が、使用後の紙おむつについて保護者が持ち帰っています。これは、保護者にとって負担であるだけではなく、保育士にとっても負担であり、さらに不衛生です。
以前より子育て支援として、そして保育所等での感染対策として、おむつの処理、使用後の紙おむつについては、持ち帰りではなく、保育所で処理するよう求めていましたが、どのようになりましたか。
○福祉部長
お尋ねのおむつの件でございますが、昨年の6月議会において、早急に検討いたしますとお答えをしておりましたが、公立保育所及び認定こども園における使用済み紙おむつの、施設で処理する際の経費等の算出を行い、令和3年4月より、保護者に持ち帰っていただいておりました使用済み紙おむつにつきましては、施設のほうで、保育所のほうで処分するように準備を進めております。
○江口徹
本当に毎日のことですので、保護者の方にとっても、保育士にとっても、非常にありがたい話ではないかなあと思っております。ぜひ4月からしっかり始めていただきたいと思っています。何なら3月からでも結構ですので、よろしくお願いしたいと思います。


私のブログ
2020年09月11日 飯塚市では、まだもう少し、うんちを持ち歩く日々が続きます。
 

eguchi.hatenablog.jp



2021年03月16日 うんちの持ち帰り、なくなります! 

eguchi.hatenablog.jp





私の活動報告57号裏面(2019年2月配布分) 

http://eguchi-tohru.com/databox/paper/57-2.jpg


このペーパーを作る際に北九州市にお聞きしたところでは、
北九州市では、0歳布おむつを公費負担している。
公立については、@20円×枚数を市が支出、年間で192000枚約4000万円程度、
私立については、市が直接ではなく、リース料の一部補助している。1人月2500円。一日5枚程度で、月初日在籍0歳児で計算しているとのことでした。
 
 
その他記事等
保育園の「おむつ持ち帰り」なくします! ネットで異議広がり、予算つける区も
(2018年4月2日付 東京新聞朝刊)


千葉県保育所おむつ持ち帰り廃止進む 千葉市は現状維持
会員限定有料記事 毎日新聞2018年10月30日 09時42分mainichi.jp