飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

飯塚市のこども図書館構想を考えるため、渋谷区笹塚のこども図書館へ行ってきました! 

今日は、せっかく東京まで来たので、こども図書館を見に渋谷区笹塚へ。
まずは青年館から渋谷へ出ると様変わりしただけではなく、まだまだ工事中の様子。地方とは違う都市の力強さを感じます。

 

渋谷からは都営バスで20分ちょっとで「こども図書館前」と言うバス停で下車。
しかーし、こども図書館は目の前には無くって、どうやら一つ前の笹塚中学で降りた方が良かったらしい。Googleを信じるべきだったとちょっと反省😅

 

そんなこんなで着いたこども図書館は、都営住宅の1・2階を改装して作られています。

www.lib.city.shibuya.tokyo.jp


一階は受付と子育て支援センターとのことで、見学者用のパスをもらって二階のこども図書館へ。

二階に上がって左(フロアマップでは右)は『森の部屋』。


乳幼児対象のようで3段程度の本棚の他、ベンチやちっちゃい家のような木製家具があり親子でゆっくり読書や読み聞かせが出来るお部屋です。
絵本などがある他、「りんごプロジェクト」なるものがあるそうで、大活字本や点字図書、デイジー、布の絵本もありました。また授乳室もあります。

 

反対の上がって右(フロアマップの左側)は『恐竜の部屋』と『星の部屋』。


恐竜の部屋は、小学生向きの様子、分野でいうと図書分類で6から9までが置いてあります。

 

星の部屋はイベントルームだそうで、暗くすると壁面に星が映るとのこと、この部屋にはこども向けの図書分類0〜3の本がありますが、その他にお父さんお母さん向けに、妊娠出産、育児、料理・食育、発育・発達、家庭教育と言った子育て関連の本だけでなく、病気・病院、趣味娯楽や社会教育と言った分野の本があります。

 

また、廊下にはこども向けの図書分類4.5の本がありました。

 

着いたのが10時半くらいで小一時間いましたが、小さなお子さんとお父さん、お母さんと言った組み合わせで、常時10人から20人くらいの方がおられたように思います。


スタッフの方にお聞きすると、来られるのは多くはやはり乳幼児と保護者さん、もしくは小学生とのことで、「中高生は夏休みなどの長期休みの時くらいですね〜」と言われていました。

 

で、気になったので、こども図書館を出て近くの図書館を検索すると、同じ渋谷区立の笹塚図書館が歩いて10分、本町図書館が16分、西原図書館が17分にあります。
それだけでなく、中野区立南台図書館が13分、杉並区立方南図書館が14分にあるのです。(googlemap調べ・全て徒歩)

 

で、その中で一番近い笹塚図書館へ。
こちらは京王線笹塚駅と隣接しており、1〜3Fは商業施設、4階が図書館と区の施設が入居しています。

www.lib.city.shibuya.tokyo.jp


行ったのは、12時前後なのですが、50人程度が利用されています。
入ると左手にカウンターがあって、その奥の正方形のようなスペースが書棚です。

本棚は、横に2列×奥に6列。子ども図書館と違って、棚は6段180cmくらい、外が木、棚は黒の金属製。


一番目につく本棚はビジネス関連書籍と【しぶやおすすめの本50】というお勧めの本が並んでいます。

www.lib.city.shibuya.tokyo.jp

ビジネス関連書とおすすめの本50の本棚の裏(入口から見て)から6本めの棚の表までが文庫本など小説、6本目の裏が言語の棚。

 

また正面の右手の棚は、1本目の表が参考図書、それ以降と壁際にその他の分野の本が並べられています。また、閲覧席は、高校生くらいの年代から中高年まで様々な方々が、利用されています。こちらは席予約が必要なスペースのようですね。

 

う〜ん、近くにこんな図書館があるから、こども図書館は子どもだけを対象に作れたんですね。

 

こども図書館で言うと、近くでは、武雄が有名ですが、武雄こども図書館は武雄市図書館の側に新しく建てられました。

武雄市図書館とこども図書館

今年の4月に開館した金沢市立玉川子ども図書館も、市立図書館、公文書館、公園が隣接しているそうです。

 

大阪の「子どもほんの森 中之島」は、そもそも有名な建築家の安藤忠雄さんからの寄付でのスタートです。

 

飯塚はと言うと、穂波図書館と2階の穂波郷土資料館を子ども図書館へ改装すると言う構想のようですが、穂波図書館から他の図書館までは、一番近い飯塚図書館まででも29分、庄内図書館までだと77分、筑穂図書館まで85分とかなりあります。

 

今、穂波図書館を利用している大人の方からは、それは困るという声もお聞きします。
その中で、こども図書館に改装するのは・・・ちょっと考えなくてはなりませんね。

 


個人的には、1階と2階を分けて考えて、どちらかをこども対象に、もう片方を大人も含めて利用できるようにしてはどうかと思っています。