6月議会が終了しました。
昨年6月議会以降、協議してきた議員定数ですが、27日の本会議最終日で14vs12の賛成多数で可決となりました。
これで、議員定数に関する論議に一定の結論が出たということになります。
5年前の28人から4減の条例案可決、それに対し市民からの請願を受けての2年前の28人へ戻す条例案の可決という市民から見るとなんで?と見えてしまう議会の動きでしたが、今回の1年間の特別委員会の動きを見ていても、各議員が真剣に悩んでいる様子が見て取れました。
それは、最後の本会議での14vs12という一人が意見を変えると同数になるという僅差での決定にも表れています。
また、市民の戸惑いもアンケートから読み取ることができました。
市民アンケートの結果、減らした方が良いという答えが6割弱(57.5%)おられたとありましたが、それよりも気になったのが、アンケートの回答が3割弱(27.9%)にとどまったことと、議会の活動に対して「わからない」と答えた方が5割弱(45%)おられたことです。
以前、参考人としてお呼びした大正大学教授の江藤俊昭さんは、「わからないものにお金を出す人はいない。」と言っておられました。
このことが如実に現れたアンケート結果だったのかもしれません。
さて、議員定数について着地した飯塚市議会、これからは議会としてどうあるべきかを改めて議論することとなります。
この話はまた別の機会に。