今日から、ふくおか県央環境広域施設組合の新ごみ処理施設の事業者の公募が始まりました。一体何のこと?と思われる方がおられるでしょうから、簡単に説明すると、今、飯塚市は、嘉麻市・桂川町・小竹町と一緒に「ふくおか県央環境広域施設組合」という組織を作って、そこで、ごみ処理を行ってもらっています。
今は、桂川町にある桂苑という施設と、飯塚市吉北にある飯塚市クリーンセンターという施設の2箇所で、飯塚市・嘉麻市・桂川町の可燃ゴミを処理しているのですが、この2箇所が老朽化してきたから、新しく1箇所に集約しましょうというのが、今回の話。
その新しいゴミ処理施設を設計(Design=デザイン)して建設(Build=ビルド)して運営(Operation=オベレーション)してくれるところを募集します!という、公募が始まりましたというのが、最初に書いている『今日から、ふくおか県央環境広域施設組合の新ごみ処理施設の事業者の公募が始まりました。』というところです。
ところが、このままやっていいのかどうか、ちょっとというかかなり心配な点が見えてきています。
ふくおか県央環境広域施設組合のホームページに載っている募集要項の価格の部分を画像で添付しますね。
桁違いに桁多くて、いくら!となりますが、なんと提案上限価格は
676億5955万5千円!
これって税抜ですので、消費税10%を加えると、
744億2551万0500円となります。
これは、上で書いたように、ゴミ処理施設を設計(Design=デザイン)・建設(Build=ビルド)・運営(Operation=オベレーション)していただくための費用。運営期間は20年とされています。
ただ、ゴミ処理場を新しくするには、これだけでは足りません。新しいゴミ処理場は、桂川ん町の桂苑の隣の山林に作る方針ですが、土地はまだ買っていませんので、土地の購入費が必要ですし、当然、山林を削って造成する費用なども必要となります。
で、これらのお金はもちろん、飯塚市・嘉麻市・桂川町の負担となります。
ふくおか県央環境広域施設組合の規約を見ると、ゴミ処理施設の設置については、下の画像のように、人口割りとなっていますので、7割強が飯塚市の負担となります。
国の補助金があるようなので、それを活用すると少しは減りますがそれでも、とんでもなく大きな金額。果たして、飯塚市・嘉麻市・桂川町それぞれの財政が大丈夫なのか、非常に心配です。この話の続きはまた後日。