飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

男女間格差。日本は101位。さて飯塚の立ち位置は?

今日は、いいづか男女共同参画推進ネットワーク(愛称サエラ)の総会と交流会に参加しました。このいいづか男女共同参画推進ネットワークには、私は個人会員としても参加しており、総会は来賓、交流会は会員としての参加です。

で、総会の席で、市長の挨拶があり、その中で、男女平等(ジェンダー・ギャップ)指数ランキングについて言及がありましたので、この点で、ちょっと苦言を一言。

このジェンダー指数ランキングは、・国別順位(2012年)世界経済フォーラムから毎年発表されている世界各国の男女格差に関するレポート「The Global Gender Gap Report(グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート)」の中で示されているもので、男女の格差を指数化し、各国を順位付けしており、上位ほど男女の格差が少ないとされています。

2012年のランキングは、1位アイスランド、2位フィンランド、3位ノルウェー、4位スウェーデン、5位アイルランド、そこからずっと下がって、日本は101位で前年の98位から比べてもランクダウン。

で、市長はこのことを紹介されました。

そう、まだまだと言われる日本、もちろん、市長はそのことを是とする立場ではなく、改善しなきゃと言う立場です。

そこまでは一緒なんだけど、じゃあ、その改善ってどこが問題?どうやって改善するの?って思うんです。
で、そんな日本の中で飯塚の立ち位置はどのくらい?と気になって調べてみました。やっぱりというか、もちろん、日本の中でも地域間格差ってあるんです。さてその地域間格差やいかに!

その地域間格差を「女性管理職の割合」と「各種審議会での女性委員の割合」という男女共同参画を語るときによく使われる基本的な二つの指標で見てみましょう。

まず、我らが福岡県がどのくらいに位置するかを自治体の女性管理職の割合で見てみます。出典は、『女性管理職割合自治体間格差の要因に関する一考察』という資料です。

全国平均だと、全職種平均で6.4%の管理職が女性なのに対し、福岡県は3.8%と低位です。あちゃ〜!

そして、その福岡県の中での飯塚市の立ち位置はと言うと、各種審議会への女性の参画率を比較した資料を県が毎年調べて発表しているんですが、その資料『福岡県及び市町村の審議会等における女性委員の登用状況について』を見ると、1位は久留米市で40.8%、2位は北九州市で39.4%、3位は宗像市で37.9%、それからずっと下がって飯塚市は23.4%とかなり見劣りします。今日の総会資料にもありましたが、これは県下28市中23位という成績、こちらもあちゃ〜(T_T)です!!
おまけに、この数字は24.3%という合併直後の平成18年度の数字より悪いときています。

まず頑張らないといけないのはどこなのか、そして誰なのか。見えてきたのではないでしょうか。


参考資料
『女性管理職割合自治体間格差の要因に関する一考察』
 http://www.jichiro.gr.jp/jichiken/report/rep_hyogo34/04/0427_ron/index.htm
『福岡県及び市町村の審議会等における女性委員の登用状況について』
 http://www.pref.fukuoka.lg.jp/f17/2012shingikaitouyouritu.html