飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

市議会市民文教委員会、飯塚市斎場の指定管理議案を全会一致で否決。

今日は、市民文教委員会と総務委員会が開かれ、それぞれ託された議案が審議されました。
総務委員会では一般会計補正予算の他、マイナンバー関連議案等も。その全議案は可決されたそうです。

もう一つ、市民文教委員会が総務委員会と同じく10時から開かれ、私はこちらを傍聴に。
案件としては、汚水処理と学校給食の補正予算の他、飯塚市斎場(火葬場)に関する指定管理者の指定議案、白旗山のメガソーラーに関する請願等がありました。

その中で特記すべきは、斎場の指定管理者の指定議案とメガソーラーに関する請願。

まずは、飯塚市斎場の指定管理議案ですが、今回の提案は県外のイージス・グループ有限責任事業組合に来年度から5年間の火葬場の運営を任せるというものです。

しかし質疑を聞いていると疑問に思うことが増えてくるばかり。。。

あ然とする質疑を一つだけあげてみます。

Q 今回の業者はどのような提案を?
A 気配り目配り自主的に・・・
Q そのような点で他の業者の提案と大差があったのか?
A 大差ない。

失礼ながら思わず苦笑してしまいました。
これじゃ説得力ありませんね。
また、指定管理者制度については現在見直し中です。その見直しを終えることなく、提案されたこの議案、全会一致での否決となりました。

この様子じゃ18日の本会議最終日でも大差での否決となりそうです。


また、白旗山のメガソーラーに関する請願については、紹介議員の補足説明の後、審議に入り、ある程度の質疑が行われましたが、今日の段階では資料等も不足しており今後も慎重に審査すべきということで継続審査となりました。

この問題は、先日の西日本新聞でも取り上げられていたもので、二瀬地区から幸袋地区にかけての森林34haをメガソーラー発電所としたいという業者の計画に対し、周辺住民から不安の声が上がり、請願が出されたものです。

現在でもこの地域と隣接するけやき台の住宅地の上には別の業者の太陽光パネルが設置されており、こちらについても地域住民から不安の声が上がっています。

現在の制度の中では、市には許認可の権限はなく、県の林地開発の許可の手続の中で、意見書を出す事が出来るのみですが、自分の住宅の上の山にこのような施設が出来たらと思うと住民が心配に思うのも十分理解でき、悩ましい問題です。

一番上の写真と下の2枚の写真は、そのメガソーラーに関する資料の一部です。

こちらの写真は位置図。赤線で囲まれたエリアが今回の林地開発の対象です。
場所的には、対象エリアの左手にけやき台団地、左下が高尾団地、まっすぐ下が九工大、右下が緑ヶ丘団地、右上の方向が幸袋小中学校となります。

切り土だけでなく、盛り土される土地があるのもこの写真から読み取れます。