飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

災害は忘れた頃にやってくる? いやいや、災害はいつでもどこでもやってくる!



 →上記ビデオはコチラから
今日は、4月の準備でバタバタしている中でしたが、子どもを地域で支える会・筑豊の1月研究会に。
この「子どもを地域で支える会・筑豊」は、筑豊地区の子どもの心身に関わる多職種専門家の意見を交換し、子どもの健全な成長と発達を守り、支援することを目的とする会で、毎月だいたい第3火曜日に研究会を行っています。


今日は、「子どもと地域と防災教育」という題で、田川市立病院看護師の七呂清隆さんがスピーカーでした。
七呂さんは、単なる看護師ではなく、DMATの一員として活躍されています。
そのDMATって何だろ?と言う方のために、DMAT本部のHPから抜粋して紹介すると以下のようになります。

「災害急性期に活動できる機動性を持ったトレーニングを受けた医療チーム」と定義されており災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって略してDMAT(ディーマット)と呼ばれています。

海外の災害のときなどに、お医者さんや看護師さんたちがチームで派遣されていきますよね。あの人たちです。
七呂さんは、福岡県でチームが立ち上がるときの一期生。
それ以来、東日本大震災熊本地震をはじめとする様々な災害に出動されているそうです。
熊本地震益城町の病院で活動している際には、なんと本震にあってしまうという非常に危険な目にも遭われてそうです。
今日は、その経験を含めて、防災教育をどうすればよいのかということについてお話頂きました。


その七呂さんが、「正直焦っています」としてお話しされたのは、南海トラフ地震が起きた場合のこと。
政府の地震本部のHPによると、30年以内に、70%〜80%の確率で、M8〜M9クラスの地震が起きる可能性があると言います。そして、実際に地震が起きたときに、九州まで本州の自衛隊が救援に来れることはないだろう。また62万人にもなると予想されている負傷者をどうやって受け入れるのか?全国の災害拠点病院をフル活動しても無理だということだそうです。


そうなると、自助・共助・公助の中でも、自助・共助が大切になってくると。
そのためにも、防災教育を進めなければならない。そう考えると、子どもを通じた講座は、子どもだけでなく、保護者なども参加するので広がることから、そうした取組がよいのではないかとして、現在、年に20回近く、学校を訪問してお話しされているそうです。


今日のブログの題の「災害は忘れた頃にやってくる? いやいや、災害はいつでもどこでもやってくる!」というのも、七呂さんの話の中から。ぜひ、自助、そして共助の備えを怠りなく!