先日書いたように、14日から16日の日程で、厚生文教委員会の視察がありました。14日は8時半に市役所集合。予定通り、10:40のJAL3511便・JRで恵庭市に移動、視察となりました。その恵庭を皮切りに、瀧川市では「子育て支援への取り組み」「せわすき・せわやき隊員」「こども発達支援センター」について、岩見沢市では合併に伴う対応・充実策等を中心に「図書館の運営」について、札幌市では札幌資料館を視察しています。今日のブログには、第一日目の恵庭をご紹介します。
恵庭の視察は14時より2時間弱。子どもの問題に重点を置いた諸施策の推進について・読書環境の充実についてなどをお聞きしました。
まずお話をお聞きしたのは読書環境の充実について。恵庭はH4年に図書館がオープン。H13年には全国に先駆け乳幼児検診の時に絵本や読み聞かせアドバイス集などの入った「ブックスタートパック」をプレゼントする「ブックスタート」事業をはじめます。そしてH18年には「子どもの読書活動を支える寄附制度」を設け、更に今年H19年には1歳6ヶ月児を対象とする「ブックスタートプラス」をはじめています。
また、「1年で小学生1人が100冊の本を読む」ことを目標に、学校図書館の本をリフレッシュ(小学校の本を2年間で、中学校の本を3年間で新しい本に入れ替え)・推進体制の整備などを進めています。このような読書環境の充実の結果、子どもの集中力の向上・父親の育児参加・夫婦の会話の増大などが現れていると言います。
ブックスタートは福岡県内でも40の自治体が行っており、旧筑穂町も実施していた事業。残念ながら合併して実施されていないのですが、その効果をしっかり見極めて実施にこぎつけたいものです。
読書環境をお聞きした後、子ども関連の諸施策をお聞きしましたが、印象に残っているのは、笑顔で楽しそうに説明する職員の表情。「ああ、仕事が好きで楽しくてしかたないんだなあ」と聞くコチラまで嬉しくなってしまいます。なんと後半説明して頂いた子ども家庭課の課長さんは、自費でノルウェーに視察に行かれているのです。
そして、視察が終わって本来は移動の予定だったのですが、うれしいおまけがありました。実は、視察に行く前に恵庭のホームページをチェックして市長の日程に「まちづくり講話」とあったのを確認していたので、着いた直後に、先方にこの講話を聞かせて頂けるようお願いしていたのがOKだったのです。
4時から5時15分まで、30名ほどの職員に市長は自らの思いをかたられました。聞くと、月に1回のペースで職員の方々に直接思いを伝えておられるとのこと。終了後は、希望者を募っての懇親会も行われているそうで、実際に動いて頂く職員の方にもっと思いを理解して欲しい、そして風通しの良い市役所を作りたいとの思いが伺えました。
改めて、思いの大切さ・伝えることの大切さを感じた嬉しい時間でした。
さて、続きは又後日。。。