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「えぐマガ」vol.197 9月3日号
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こんにちは、江口徹です。
今日のえぐマガは、選挙で感じたこと1本です。
今回の衆議院選挙、日本の有権者は大きく舵を切ったように思います。
今回の総選挙で感じたのは、日本にも本格的な政党政治の時代が来たんだんだなぁということ。
もちろん、今まででも政党の組み合わせによって政権は担われており、政党政治だったと言えるのですが、その政党の中にはかなり性格の違う方々がおられ、特に選挙においては、それぞれの候補者が政党とは別に動くいわば自分党だったと思っています。
それが、今回の選挙は大きく様変わり。多くの有権者が、この候補者はどこの政党だから投票するといった行動に変わったと感じました。
だからこそ、あれだけの新人が当選し、実績を強調したベテラン議員が多く落選したのではないでしょうか。
また、この厳しい時代に入り、有権者は、政権与党の仕事をじっくり見るようになったのだと思います。
マニフェストに何を書いたのか、その中でも何を中心に訴えて選挙を戦い、勝ち、政権を取り、その結果として何が生まれたのか、自分たちの生活がどう変わったのか、その政権与党の仕事ぶりをじっくり見て、次の任期も政権を任せるかどうか、評価を次の選挙で下す。
マニフェスト=選挙民との約束をちゃんと果たしたかどうか、その仕事ぶりが気に入ったらもう1期、約束を果たしていなかったなど気に入らなかったら政権交代。
そんなマニフェストサイクルが日本に根付き始めました。
思えば、早稲田大学大学院教授の北川正恭さんたちが提唱した「マニフェスト」が流行語大賞を受賞したのが、2003年。当初は日本には根付かないとも言われましたが、地方の首長選挙から浸透し始め、今では地方選挙から国政選挙まで、選挙のレベルを問わず、選挙には欠かせないものになりました。
そして、今回の総選挙がその大きな集大成ではなかったのかと感じています。
これから先、民主党はその仕事ぶりが問われます。
そのマニフェストサイクルを日本に持ち込みこれまでに育て上げた北川正恭さんは、私が議員になった平成12年(2000年)の清渓セミナーの席で初めてお会いしました。
まだ三重県知事だった彼がその席で言っていたのは「何事も最初が肝心。最初の1年間でよいスタートダッシュを切れなかったら、任期の4年間での成果は期待できない」と言うこと。
地方議員を対象にしたセミナーであり、地方の首長に関しての発言だったのですが、そのことは、地方でなく国においても、同様でしょう。
また、民間の企業においても同様かもしれません。
今回、あれだけの有権者の期待を集めた民主党。何人かの民主党議員がその事を意識したような発言をしていますが、まさにその通り。
あれだけのマニフェストを出し、日本中の期待を集めた民主党の、そのスタートダッシュに期待しています。
また、麻生総理が率いた自民党も、このままでいるはずはありません。
その復活も願ってやみません。
それが、日本を強くする。
そして、それを支える有権者が大きく変わった。
地方から始まっていたマニフェストの流れがとうとう国政を飲み込んだ。
そんなことを感じたこの選挙でした。
皆さん、選挙は、生活の基本です。
今回の選挙で選んだ政権が、ちゃんとマニフェスト=約束を守るか。
また、前回の地方選挙で選んだ知事や市長、そして議員が、何を約束して、その約束を果たしたのか、しっかり注目下さい。
そして、次の選挙も、ぜひ投票へ!!