飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

経済建設委員会

今日は、経済建設委員会の開催日。今回の議会に提案されている議案の内、工業用地造成事業特別会計補正予算が審議されました。この補正予算については、9日の本会議で提案され、経済建設委員会に委員会付託されたものです。

この鯰田工業団地の造成に関する補正予算の審議でびっくりし、行政について不信を感じざるを得ないことがありました。

というのは、今回提案されている1億4820万円の補正予算のうち、50%を超える7500万円強がすでに使われているというのです。

そして、それに関しての決裁が全くなされていないというのです。さらに関係部長会議や部長から副市長への報告などの記録が全くないといいうこと。

市の仕事には、予算があり、その範囲で契約を行い、事業を行います。
もちろん、予算審議というかたちで、議会の承認を最初に取ります。
そして、一定金額以上の大きな工事などは、契約に先立ち、市議会で金額や契約の相手方などの承認が必要となっています。
更に、会議をしたらきちんと記録を取ると言うことは当たり前のルールです。

今回の市の行動は、予算がないのに、業者との間で口頭で合意し、契約範囲外の仕事を行ってしまっているのです。

この鯰田工業団地の造成に関しては、昨年の9月議会において否決された予算を臨時会を開き、再提案して可決されたいわくつきの議案。その際にも、炭坑跡地という土地の性格から、追加工事が出るのではないかという心配がなされたり、景気の急激な冷え込みに対する不安などが言われていました。

全ての仕事をきちんと手続きに基づき行うのは当たり前、更に、このような議案だからこそ、より慎重な取り扱いが必要だと私は思います。

炭坑跡地の造成工事だから、地盤の弱いところが出てくることがあり得るのは理解できます。そして追加工事が必要になることも理解できます。

しかし、その追加工事をするためには必要な手続きがあります。

その手続きがなされていないのです。
このような基本的なルールが守られないような市役所は信頼して頂けません。

今回の補正予算の議案については、その工事の必要性を考え、賛成しましたが、その仕事の仕方についてはルール違反があると思いますので、その点を再度調査し必要な対応を行うことを求めました。

この補正予算は、16日の本会議で採決された後、可決であれば、それぞれの契約議案が追加提案される見込みです。その際にも改めて議論となることでしょう。

執行部の皆様は十分考えた上で、しっかり行動して頂きたいと思います。