今日は、みらいの会の主催の斎藤環先生をお迎えしてのひきこもりの勉強会に出席しました。いくつかキーワードになるような言葉を頂くことが出来、また交流会の席で先生より自治体として出来ることについて示唆を頂きました。
そして、午後は原発講座に出席。こちらは東日本大震災、福島第一原発の事故を契機に福岡県へ移住してこられた方のお話を聞くことが出来ました。
こちらは、また後日紹介します。(3月25日付けのブログをどうぞ♪)
さて、このひきこもりの問題、あまり実態が知られていませんが、今後大きな問題になっていくことと思います。
平成22年7月に内閣府より発表された若者の意識に関する調査、ひきこもり調査報告書によると、15歳〜39歳までの若者のうち、「普段は家にいるが、近所のコンビニなどには出かける」、あるいは「自室からは出るが、家からはでない」、または「自室からほとんど出ない」という狭義のひきこもりは23.6万人、「ふだんは家にいるが、自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」「準ひきこもり」を合わせた広義のひきこもりの総計は、全国でおよそ70万人にのぼると推計されています。
そして、この推計値から類推して考えられる福岡県内の広義のひきこもり状態の人はおよそ2.8万人、飯塚市では、約720人となります。
あくまで、推計値ではありますが、飯塚市内だけでも約720人もの方が、この状態にあります。
ご本人にしても保護者にしてみても、非常に不安があるのではないでしょうか。
みらいの会の野田さんのおかげで、この問題について少しずつかもしれませんが理解を深めることが出来、議会でも昨年秋の決算特別委員会と12月議会でふれさせて頂きました。
残念ながら、市のこの引きこもりに関する問題意識はまだまだです。今日の午後の講演会には部長をはじめとする複数の職員の方が来られていたと聞いています。今後の努力を期待したいと思います。