6月議会閉会。
6月11日からの6月議会も24日に全ての議案の処理を終えて閉会しました。
市長提案の議案はゴミ袋値下げ・水道料金値上げを含めて全て原案可決。副議長の辞職勧告決議については賛成多数で可決となりました。
まずは、坂平副議長の辞職勧告決議について。9時半の議会運営委員会では、いくつかの質疑があった後に会議日程の一番最初に入れることを決定。
10時からの本会議では、開会早々議題となりました。決議の対象となっている副議長は除斥といって、この議題が終わるまで議場には入れません。
この副議長を含め、数人が欠けたカタチでまずは永末雄大議員が提案理由の説明。そしてその後に質疑。ここでは私も提案者の1人として答弁に立つ場面がありましたが、ちょっと上手く説明できていない点もあり反省です。
1時間弱繰り広げられた質疑も終え、討論に。まずは川上議員が、反対の立場で討論。続いて、小幡議員が賛成の立場で討論をされました。
その小幡議員の討論では、議長選挙が行われた5月25日の前夜に、副議長が自分の議長就任をもくろみ500万円を提示して投票依頼したとの爆弾発言も!
もし、これが事実であったら本当に恥ずべき行為です。
小幡爆弾発言
討論はこの2人。そして討論を終え、採決に。
結果は、賛成10に対し、反対8で賛成多数で可決となりました。
ここまで終わった段階で、11時30分をまわったくらいだったでしょうか。
この後、昼の休憩を挟み、午後1時から各常任委員会で審議された議案についての各常任委員長報告・質疑・討論・採決と進みました。
その中で、悩んだ末、ゴミ袋の値下げについては、コロナの中で厳しさを増している市民負担・企業負担を少しでも実現できることから賛成としました。
もう一方の水道料金の値上げについては、企業局がこれまでかなりの経営努力をしてきており値上げもやむなしという一面があるものの、全国で水道事業者の4割が何らかのカタチで水道料金の減免などをおこなっていることや(以下リンク①参照)、国もコロナ関連での交付金をつかって水道料金の減免などを行う事を認めた通知(以下リンク②参照)を出していることなどから、飯塚市も何らかの支援を考えるべきであり、このコロナ下という戦時中とも言える中で値上げをすべきでないと判断し、反対としました。
① 2021年1月22日付朝日新聞デジタル記事
コロナ禍、値下げ相次ぐ水道料 減収のツケは次世代に?
② 令和2年5月19日付厚生労働省医薬・生活衛生局水道課長通知
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた事業に対する財政支援について
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000632245.pdf
ちなみに飯塚市は水道料金について減免等はやっていませんが、お隣嘉麻市は、半年間基本料金を50%減免しています。
また水道料金値上げに関する補正予算(システム変更費用約500万円)については、作業自体が①料金設定の変更(最少だと15カ所のみの修正)、②料金チェックに廻る方々が使うハンディターミナル(多くて30台程度)のデータ更新、③口座振替の場合の110円減額の3点だけであることから、500万もの金額が妥当かどうか疑問に思いましたので、その点、IT事業者の方々にご意見をお聞きしました。
すると、妥当かもという意見があった一方で、過剰ではないか、確認すべきだと言った意見もありましたので、担当部署からある程度の聞き取りをした上で、補正予算そのものには賛成だが、業者の出してきた見積もりが妥当かどうか再度その点を確認してから執行するようにと求めました。
この水道の2件については、本会議で簡単な討論をしています。
その後、意見書案1件の処理、報告事項7件の報告・質疑ののち、署名議員を指名して全ての日程を終え、閉会となりました。
いや〜、疲れました。