6月11日から始まった令和3年第4回飯塚市議会定例会、通称6月議会も明日が最終日。
明日は、上の写真紹の決議案と共に、各議案の審議結果の報告をする委員長報告・質疑・討論・採決、また報告事項の説明・質疑、署名議員の指名が行われます。
まずは、注目されたゴミ袋の値下げですが、委員会では可決となりました。
ただ、ゴミ袋の値下げの審議の中で見えてきたのは、次のようなことなどいろんな点で検討不足であることでした。
- 当初はゴミ処理費用の1/3をゴミ袋で負担してもらうはずだったのが、今では20%、値下げ後では14%となること
- 可燃ゴミについての収集・処理に関する資料はあるけど、かんびん・不燃ゴミの収集・処理の費用に関する資料がないこと
- 今後予定されている清掃工場の建設に関するお金をまったく積み立てたりしていないこと
- 飯塚市環境審議会で値下げについて審議していないこと。
- 事業系ゴミ袋大の値下げ幅が30%と他のゴミ袋の多くが25%値下げ
一方で、コロナの中で厳しい思いをしている市民・企業の皆さまに対し、値下げがありがたいことも事実。
検討不足な議案を通して良いものかと考える自分と、市民生活に直結するゴミ袋を少しでも安くできることを歓迎すべきかと考える自分がいて、明日直前まで悩むことになりそうです。
もう一つの注目議案の水道料金の値上げについてですが、こちらも委員会で可決となっています。
この水道料金の値下げについては、本会議で何点かの質疑をした上で、次のような問題提起をしていました。
【私の問題提起】
今回の料金値上げは料金体系はそのままで、それぞれの料金に平均35%の大幅値上げだ。
だが、福岡市の料金を見ると、150mm以上の場合の基本料金が63万8千円と、飯塚市の61200円に対し、10倍以上となっていること、また家事用と家事以外の用にわけてあり、家事用を抑える工夫がなされていること、使用水量あたりの料金を見ても、使えば使うほど高くなるようで、これも、一般家庭で節水をしている家庭を優遇しようという姿勢が見える。
今回、20年ぶりの大幅値上げが、この料金体系のまま、なされることが妥当なのか、各種資料の提出を求めた上で、しっかり審議して頂きたい。
また、今回の値上げがこのコロナの時期に行うことが妥当なのか、例えば、コロナの期間については家庭等の支援の意味から1年先送りすることなどはできないのか、しっかり審議して頂きたい。
この点を考えると、審議不十分にも思えます。
この2つの議案を含め、さあ、どうするか、明日朝までしっかり悩みます。
【副議長の辞職勧告決議】
今日、同僚議員と共に副議長の辞職勧告決議を提出しました。
今回提出に至った原因は、5月議会の運営について。
議長から出された辞職願の取り扱いが非常におかしなものであったというのがその理由です。明日の議会最終日、9時半からの議会運営委員会で、副議長の辞職勧告決議の取り扱いが決まり、10時からの本会議で審議となります。
ぜひ、議場で、ネットでゴミや水道の議案の行方と合わせてご覧下さい。
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