飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

頴田子育て支援センターが高齢者福祉センターに? 安全管理・衛生管理に問題あり?

頴田子育て支援センターが移転するための条例改正案が出されています。
子育て支援センターが入っている頴田交流センター別館(旧サンシャインかいた)が改修工事を行うために、その間、頴田高齢者福祉センターに移転するための条例案です。

 

今日の本会議で、この件に対して石川華子議員が議案質疑を行いました。
10分余りの質疑ですが、大切な視点が含まれています。

まずは、ご覧ください。

 

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頴田高齢者福祉センターは、旧頴田町時代の平成2年(1990年)にオープンした施設で、お風呂や娯楽室、大広間があり、高齢者の憩いの場として使われてきました。しかし、老朽化等の理由から、市の施設としては廃止され、平成23年4月1日から頴田まちづくり協議会に無償貸与され、お風呂の時間を短縮するなどして運営されています。

石川議員は、今回の移転の経過や、関係予算、スケジュール等を質問した後に、この高齢者福祉センターの中で子育て支援センターを運営することが妥当かどうか、安全管理の面と衛生管理の面から不安があるとして次のような指摘をされています。

【安全管理】
1 この施設には浴場があり月曜から金曜までお湯が張られている。子育て支援センターが移転する予定の部屋から出たすぐとなりに脱衣場の入口があるがドアはない。浴槽の前にドアがあるが、浴場が利用できる日は施錠されておらず、子どもが溺れる可能性はあるのではないか。
2 移転予定の部屋の入口は大きな全面ガラス扉であり、ぶつかって割れるおそれがある。
3 大きな本棚が登ったりぶつかったりして倒れる心配がある。
4 トイレは多目的トイレが設置されているが、子どもの利用を想定された設備ではなく、幼児用のトイレ、おむつ交換台などの設備がない。

 

【衛生管理】
1 窓や天井に雨漏りのあと、さらに壁紙のハガレやカビが生えている箇所がある。
2 床にもハガレや汚れがある。

 

上のような点を指摘された上で「万が一、事故があった場合、誰が責任を取るのか。不幸な事故が起きてからでは間に合わない。安心してセンターを運営できるように、学校や交流センターなど他の場所での実施も検討してほしい」といった趣旨の審査要望をされています。

 

この議案を審議するのは、3月7日の福祉文教委員会です。石川議員も述べられていましたが、福祉文教委員の皆様には、ぜひ現場を見た上で、子どもたちの居場所として適当かどうか判断してほしいと思います。