飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

子育て支援センター、穂波(枝国)は廃止。旧玉置跡へ。

今日は、市議会の厚生委員会。そう、先日、どうだろうかと問題提起をしていた子育て支援センターに関する条例が審議された。


結論から言うと、旧穂波町枝国にある穂波子育て支援センターは、廃止。東町商店街にある旧玉置跡で新たに「街なか子育て広場」がオープンする。


採決となって4対2で、原案可決となった。賛成した議員は、森山・藤浦(以上飯塚選挙区選出)、石川・藤本(以上穂波選挙区選出)の4名。反対したのは、私と佐藤議員(穂波選挙区選出)の2名。


佐藤議員も、「なぜ穂波が廃止なのか、菰田を廃止して街なか子育て広場を設置するならまだ理解できるのに」と主張されたし、私も思うところを述べたし、検討の不十分さを指摘したつもり。また、その中でも、同じ飯塚市飯塚に設置するなら、コスモスコモンの喫茶店跡の現在フリースペースとなっているところを利用すれば、玉置跡より利便性も向上するし、財政的にも助かると主張したが、しかし、賛成多数で委員会では原案可決。


今日の議論の中でわかったことを数点だけ紹介する。
1,穂波子育て支援センターをはじめ、今回の移転等について利用者の意見は聞いていない。

2,『飯塚市次世代育成施策推進委員会』という市長の諮問機関があるけど、この子育て支援センターの問題については、検討して頂いていない。
この『飯塚市次世代育成施策推進委員会』は、次世代育成支援の総合的施策に関する事項、行動計画の見直しに関する事項、行動計画の進行管理に関する事項、その他次世代育成支援施策に関し必要な事項について、調査審議するはずの、大切な市長の諮問機関。

3,利用者について、例えば「旧穂波の高田から、自家用車で○分かけてきている」といった、どのエリアから何を使ってきていると言った詳細な検討を行っていない。

4,街なか子育て広場は、中心市街地活性化で予定している子育て拠点施設ができれば廃止。

5,この街なか子育て広場に関する費用は、今年の補正予算分は、全額補助金だが、来年度からは全額、市の負担。家賃は月額26万円(年間約300万円)。駐車場は、併設されたのが5台。あとは本町駐車場や立体駐車場を利用。駐車料金については減免を検討中。

6,街なか子育て広場では、一時保育は行わない。

7,穂波の子育て支援センターが狭いのが移転の理由。移転先について穂波庁舎、穂波総合福祉センター、穂波公民館、等を検討。しかし、穂波庁舎は駐車場が他のイベント等と重なった場合に問題があるといった事等があり、その全てを不適当と判断。


走り書きのメモを見ながら思い出しつつブログを書いているが、今更ながらに、腹が立ってくる。まったく補助金ありきじゃないか!どこに利用者の視点があるんだ。

そして、お金がない!と言いながら近くの公共施設を利用せずに、300万円もの家賃を払う気前よさ。誰が、お金がないと言って信じるのか。

各議員の判断基準はそれぞれというのも理解しているつもりだが、このような議案が、すんなり通るのもどうかと思う。議会の存在意義とは何だろう。