飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

コウケンテツさんも良いけど古野夫妻や長野路代さんがいいなぁ! 総務委員会傍聴記

今日は、一昨日傍聴した総務委員会の中から一つ思うところを。
今回の補正予算の中には、様々なものがあります。
以前、このブログでご紹介したのは、以下の通り。
補正予算の歳出の主なものは、本庁・穂波庁舎の電灯のLED化1370万円、市民課の窓口業務の民間委託900万円、介護施設の整備費補助金1156万円、私立保育園の整備費補助金2億5923万円、商店街への子育て支援センター設置2057万円、緊急雇用創出事業2368万円、農業土木関係3240万円、筑豊ハイツテニスコート改修8850万円、下水道関係浸水対策事業7150万円など、総額5億9095万円余りとなっています。また、歳入では、県支出金2億6295万円、リサーチパーク・ダイヤ機械跡地の売却1億8741万円、合併特例債1億4030万円など総額5億9095万円余り

今日の話題は紹介していなかった「みんなで家族月間事業費 103万9千円」について。委員会の質疑でわかったのは、これは県の100%補助金で行う事業で、公募した20組の家族と料理研究家コウケンテツさんが一緒に行う料理実演と、同じくコウケンテツさんによる家族の素晴らしさ・家族の絆をテーマにした講演会とがセットで行われます。
103万9千円の内訳は、講師派遣手数料が98万円、託児謝礼金が2万8千円、手話通訳謝礼金が1万円、消耗品費が2万1千円。


僕は、コウケンテツさんを知らなかったので、早速帰って検索。簡単に紹介すると、彼は、1974年大阪府生まれの料理研究家。韓国、和食、イタリアン、エスニック料理と幅広いジャンルに精通しているとあります。雑誌や本、テレビ、ネットコンテンツ、イベント、料理教室開催など多方面で活動しているらしい。彼のホームページ(http://www.kohkentetsu.com/)を見ても、う〜ん、お母さん方が喜びそうな人選かも。


でもね、思うんです。飯塚や近辺にも素晴らしい人がおられるんです!今、西日本新聞では、合鴨農法で世界に名をはせた!古野隆雄さんが「一鳥万宝」という聞き書きシリーズで連載されています。また、飯塚市内野には、地域の食文化を守りながら育てている野々実会代表「長野のばあちゃん」こと長野路代さんもおられます。


同じ講師謝礼金を使っても、地域の文化を紹介し、更にその謝礼金が地域で使われる。そんな仕掛けを心掛けないと。確かに集客できるだけの講師を呼びたいという思いもわかります。でも、今だったら、古野さんがイチオシでしょう!!


この「一鳥万宝」読んだことない人は、図書館ででもぜひ読んで下さい。聞き手の佐藤弘さんは、同じ西日本新聞で長く連載されている「食卓の向こう側」の仕掛け人の一人で筑豊総局にもおられたことがあります。記事は、合鴨農法の生い立ちから、社会起業家まで話題の幅が非常に広く、いくつもの示唆を頂きました。この連載を読んでいる方だったら、ぜひ彼の話を聞きたいと思われることでしょう。また、彼の妻久美子さんもまた面白い!二人だったらベストですね!


県の補助金あっての企画かも知れません。せっかく100万円近くの講師謝礼金をかけるチャンスだと思って、お母さん方が集まりそうなコウケンテツさんをお招きしようとしたのだと思います。でも、今回は古野隆雄さんでしょう。つい、そう思ってしまいました。


あっ!もちろん、コウケンテツさんに何の恨みもありませんし、開催されたら料理実演に応募してるかも知れません(^_^)v。そこんとこ誤解無く。なんにしても、大切な税金。100%補助金であっても、大切にしようね。