飯塚市議会議員「えぐち徹」のつれづれ日記

飯塚市議会議員えぐち徹の足跡です。

江口徹議長不信任決議をくらいました その2  理由なき不信任に激おこぷんぷん丸の巻。

採決の様子

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「えぐマガ」vol.569   2025年5月18日号 江口徹議長不信任決議特別号

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こんばんは、飯塚市議会の江口徹です。

GWいかがお過ごしだったでしょうか。
みなさんリフレッシュして、その後の平常に戻られたことだと思います。
私は活動報告を配り回ったり公務があったりしましたが、1日だけ身体を開け、妻と娘と日帰りで下瀬美術館へ行ってきました。
少しだけリフレッシュできたかな?と思います。

そんな、GW明けてすぐ、7・8日には全国自治体病院経営都市議会協議会の理事会及び定期総会などのために東京へ、帰ってきて9日には5月議会の運営のための正副議長・正副議運委員長での打ち合わせ、週をあけて12日に議会運営委員会と議会日程が目白押し。
そして、15日から22日の予定で5月臨時議会を開会しました。

その臨時議会の初日、なんと、私に対する不信任決議をくらってしまいました!
しかし、ろくな理由もなく出されたこの不信任決議に怒りマックス!

と私が言っても、昨日の西日本新聞の「飯塚市議会議長の不信任を市議会が可決」という記事を見られた方などには背景がまったくわからないので、
今日は、私に突きつけられた不信任決議について取り上げます。
長くなりますが、ご容赦ください。

目次
 1 提出された不信任決議とその結果
 2 議長就任から2年間の振り返り
 3 不信任決議の理由とそれに対する反論
 4 不信任の背景にあるもの
 5 これから


〜1〜 提出された不信任決議

まずは、提出された不信任決議をご紹介します。
PDFはこちらからどうぞ → http://eguchi-tohru.com/databox/2025/20250515-7.pdf
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  江口徹議長不信任決議(案)

 議長は、法令、議運決定、先例に基づき、公平、中立な議会運営が求められ、江口徹議長もそのような議会運営が行えると信じ、これまで江口徹議長を議員として支えてまいりました。
しかし、江口徹議長は、自己が有利となるように、先例を捻じ曲げるような誘導をたびたび画策するなど、 公平・中立な議会運営とは呼ぶには程遠く、 議会運営は円滑に進まず、議員との信頼関係を壊す行為を重ねてきました。
 江口徹議長は、議長の職責の重さを自覚し、ただちに議長としての職務を辞するべきである。
よって、飯塚市議会は、ここに江口徹議長の不信任を決議するものである。 以上、決議する。
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なお、今回不信任決議案を提出された16人の議員を会派で分けると次のようになります。
立憲民主党 道祖満・佐藤清和・田中武春
いつか会 秀村長利・永末雄大・深町善文・赤尾嘉則
而今会 吉松信之・城丸秀髙・土居幸則
同志会 鯉川信二・田中博文・吉田健一
無所属 坂平末雄・瀬戸元・藤間隆太

備考:市民クラブ(坂平末雄・瀬戸元・道祖満)は5月12日付で解散し、同日付で立憲民主党に道祖満議員が加入、代表者となっています。

この議長不信任案は、他の議案に優先して取り扱うべき先決議案と呼ばれており、15日の本会議でも同様に取り扱われました。

私に関する議案ですので、除斥といって、私は本会議を退席し、兼本副議長が議案を取り扱っていただきました。
質疑をされたのは、川上議員、金子議員のお二人。
討論をされたのは、不信任決議案に賛成の立場でされたのが永末議員お一人。

反対の立場で討論されたのが、川上議員、藤堂議員、金子議員、小幡議員の4人です。

審議の様子は、こちらからご覧ください。
 → https://youtu.be/4uHpyo8tp8I?si=Q4pa_zvVJQaeOzrf

youtu.be


〜2〜  議長就任から2年間の振り返り

しかしながら、文中にあるような、「自己が有利となるように、先例を捻じ曲げるような誘導をたびたび画策」したり、
「公平・中立な議会運営とは呼ぶには程遠い」運営をしてきた覚えは全くありません。
「議会運営は円滑に進まず、議員との信頼関係を壊す行為を重ねてきました。」ともありますが、そんなこともなかったかと思っています、

そこで、議長就任以来、今までの2年間を振り返ってみます。


私の議長就任は、令和5年5月15日でした。
その際、私は就任挨拶で次のように述べました。
「ただいま議長に就任いたしました江口 徹でございます。一言ご挨拶をさせていただきます。
選挙の投票率が下がり続けています。今回の市議会議員選挙の投票率は50.78%。議会が何をしているのか、議員が何をしているのか、議会の存在意義が問われていると感じています。
他方で、議会は本来、二元代表制の一翼を担い、民意を酌み取り、多様な議論を交わし、市長の提案、そして議会としての政策立案をしてまいる。それが本来の機能です。そういった機能をしっかりと発揮し、市民に信頼される議会、開かれた議会を、皆様方と一緒につくっていきたいと思っております。どうぞ、チーム議会として、皆様方のお力をお貸しください。以上をもちまして、私の就任挨拶とさせていただきます。」


次に大きなエポックとなったのは、1月も経たない令和5年5月30日の協働環境委員会における新人議員の不穏当発言でした。
その不穏当発言に対し、議会を代表する議長として、執行部を代表して協働環境委員会に出席されていました藤江副市長に対し謝罪、また、次の公式コメントをまとめ報道機関へお知らせするとともに、議会ホームページへ掲載しています。
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本日の協働環境委員会の中で、不適当な発言がありました。
該当部分は、12分あたりからの男女共同参画の周知に関する藤間議員の質疑の中に、「土建屋さんの集まりとか、もう参加する方々が男女共同参画の重要性について、ご関心が薄い方のところに」、「金子議員がセーラー服を着てしゃべれば」といった発言があっております。
この件に関して、委員会終了後、本人から金子議員へ謝罪がなされましたが、飯塚市議会としても、看過すべきではないと考え、議長から本人へ厳重注意しております。また、発言がなされた直後に注意すべきであったことから、協働環境委員会の委員長そして、進行を補佐する議会事務局に対し、議長として注意しております。
飯塚市議会として、今後このようなことのないよう、注意喚起をして参ります。
女性の皆さま方、土建業の皆さま方をはじめ、不愉快な思いをさせてしまった皆さま方に対し、議会を代表してお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
  飯塚市議会議長 江口徹
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間議員より公式の場であらためて謝罪したいとの申し出を受け、6月20日の本会議開会直後に発言の機会を作りました。また、7月21日には、飯塚市議会で今後このようなことのないよう、福岡県男女共同参画センターあすばるで館長を務められていた福岡県議会議員の中嶋玲子さんをお招きし、議員研修を行っています。


次に令和5年6月20日に立憲民主党より提出された議員定数の削減案に対しては、全議員参加の特別委員会を設置し、異例ではありますが、正副議長が正副委員長を務め、全部で11回の委員会を開催・協議するとともに、市民アンケートの実施、議会アドバイザーの報告書提出をいただき、議論が大きく割れる中ではありましたが、令和6年6月27日の本会議で、次回選挙から定数を4人減の24人とすることを決定しています。
また、この問題では、令和5年7月28日に「どうする?議員の数、減らす?増やす? 輝け議会!! 対話による地方議会活性化フォーラム in 飯塚」を輝け議会!! 対話による地方議会活性化フォーラムのメンバーとともに開催しています。


次に令和5年9月4日に、市民より子育て支援についての請願を出したいとの相談を受け、同僚議員と協力して対応、請願書2本を9月議会へ提出し、第2子以降の保育料の無償化を求める請願については全会一致で可決、こども医療費の無償化を求める請願については賛成多数で可決することができました。第2子以降の保育料の無償化については、令和6年4月から実施しています。


次に令和5年9月26日の片峯誠市長の逝去を受け、議会・執行部間の各種調整を行いました。これは11月の市長選、その後の各種人事等、断続的に令和6年春まで続くこととなりました。


次に令和5年9月27日に、議会改革のきっかけとすべく、議会基本条例の検討を議会運営委員会に諮問しています。しかし、この議会基本条例の検討については、1年半の時間があったにも関わらず成案を見ることなく両論併記の結果となりました。


令和5年末から、ふくおか県央環境広域施設組合(以下「県央」と略します)と飯塚地区消防組合の議会については、議会の様子があまり市民に知られていないため、その解決策の一つとしてネット中継の実現に向け、各種調整をスタート。
県央議会では、令和6年11月11日の定例会より試験配信をはじめました。
さらに、組合事務所の議場では中継設備もなく傍聴席も僅かしかないため、消防議会同様、飯塚市議会の議場をお借りするか、もしくは嘉麻市の議場をお借りして議会を行うことを決定。県央執行部へ申し入れを行っています。


また、議会の権能とは少し違うかもしれませんが、厳しい市財政の一助になればと、正副議長として、飯塚市がほとんど活用してこなかった防衛省関連の補助金獲得へ向け、企業局ととともに動いてきました。


また、会派代表者会議での協議を経て、飯塚市嘉麻市桂川町の3議会合同での県央のゴミ処理施設の建設計画の説明会を実施させたり、さらに桂川町議会からの要請に応えるため、産業廃棄物処理施設の建設計画の中止を求める決議をまとめる他、本会議での上着着用義務の撤廃など議会関連の変更も行なってきました。


その他、市議会議長会や自衛隊の基地がある自治体議会の協議会、自治体病院を持っている議会の協議会、国道201号線をはじめとする各種道路関連の期成会、その他、山笠や街道まつりなど各種イベント、祝賀会など年間100件前後となる議長公務にも、誠実に対応してきました。


また、この間、議員としても、金子議員・石川議員とともにメガソーラーの規制条例を議員提案した他、私の所属する飯塚みらい会と有和会の2会派合同での議会報告会を年4回ペースで開催したり、ゴミ処理施設について取り上げた会派合同の広報紙や自分の活動報告の作成配布、全国の地方議員が集まる清渓セミナーを実行委員長として運営したり、虐待防止のための団体Children First FUKUOKAの事務局長として関わったりしてきました。


本会議や委員会を欠席したり、理由なく会議を出て行ったりもしておりません。


上記のように、議長としても、そして議員としても、恥じることのない活動をしてきたつもりです。

 

〜3〜 不信任決議の理由とそれに対する反論

本会議での不信任決議案の質疑の中で明らかになったのは、「江口徹議長は、自己が有利となるように、先例を捻じ曲げるような誘導をたびたび画策するなど、 公平・中立な議会運営とは呼ぶには程遠く、 議会運営は円滑に進まず、議員との信頼関係を壊す行為を重ねてきました。」という、不信任の理由となる行為は、次の2つというのが道祖議員の答弁です。
 (1)県央(ふくおか県央環境広域施設組合)の議員選出に関して、先例をねじまげようとした。
 (2)12月議会において、所属する総務委員会の審議中にも関わらず、総務委員会を中座して、協働環境委員会に出席した。


まずは、この2点について、きちんと説明をします。
(1)県央の議員選出に関して、先例をねじまげようとした。
という点ですが、飯塚市議会には、一部事務組合議会議員の選出について、次の2つの先例があります。

 4-9 一部事務組合議会の議員の選挙は、指名推選の方法によるのが例である。
  ・ふくおか県央環境広域施設組合議会議員 議員定数 15人(本市議会選出定数 8人:正副議長を含む)
   一部事務組合議会議員の人選については、あらかじめ代表者会議において協議し、議長の指名推選によって選出している。

 4-10 一部事務組合議会議員の選挙において、投票を行ったことがある。

私が代表者会議にかけたのは、4−9と4−10の関係を整理しようということです。
というのは、令和5年5月の臨時議会において、県央議会議員の選出については、協議が整わなかったため、4−9の指名推選の方法によらずに、4−10の投票による選挙を行いました。私も副議長の兼本も、正副議長として別枠で投票をせずに選ばれたのではなく、他の6人と同様、投票による選挙で選ばれています。
とすると、正副議長が任期中に正副議長を辞めた場合、県央議員を辞める必要はありません。
その点をはっきりさせようということであり、不信任決議にある「先例を捻じ曲げるような誘導」では全くありません。


(2)12月議会において、所属する総務委員会の審議中にも関わらず、総務委員会を中座して、協働環境委員会に出席した。
この点についてですが、指摘の通り、総務委員会を中座して、協働環境委員会に出席しました。その理由は、メガソーラー規制条例を議員提出議案で提案しており、その提案者として条例案の補足説明をして、委員からの質疑を受けるためです。
簡単にいうと、同じ時間帯に2つの仕事があって、片一方を選んだだけです。これは、飯塚市議会が同じ時間帯に2つの委員会を同時開催していることからやむを得ないことであると考えています。また、この行為は議長としての行為ではなく、議員としての行為であり、その点からも議長不信任の理由となり得ません。


〜4〜 不信任の背景にあるもの

今回の不信任決議の一番の要因は一部事務組合でのゴミ処理施設建設だと私たちは判断しています。
なんと800億オーバーのゴミ処理施設の新設計画が建設・運営事業者の公募選定段階にあります。
しかし、この規模の施設を作ると飯塚市嘉麻市も財政がパンクします。
それをゼロベースでやり直そうと言う勢力と、今のまま進めようとする勢力が微妙なバランスとなっており、土地の取得のための補正予算を昨年末、今年1月の二度否決していますが、1月の臨時議会では、可否同数だったため、私が議長採決で否決としました。
私も副議長の兼本もそこの議員なんですが、それを先例を使って外したいというのが提出に至った最大の理由でしょう。

もう一つ、とにかく議長・副議長に自分たちの仲間を出したいというのも大きな理由でしょう。
そのためには、私たち正副議長が辞表を出さないと議長選挙も副議長選挙も始まりません。
だから、なんとしても私たち正副議長を2年で辞めさせるための不信任決議

この二つが背景にある不信任決議だと考えています。

 

〜5〜 これから

確かに今までほとんどの議長・副議長は2年で辞職して交代してきました。また時には1年で交代した議長もおられました。
他方で、坂平副議長は4年間辞めずにいました。
不信任決議の質疑の際だけでなく、討論の際にも「2年が慣例だ、それを守らないから不信任だ」と発言した永末議員などは、後者の代表と言えるでしょう。

しかし、飯塚市議会には、田川市議会にあるような正副議長は2年交代というような申し合わせはありません。
今まで、2年で交代してきたのは、会派間で協議する中で、お互いの合意のもとに、前半は〇〇で、後半は〇〇でやろうと決めてそれが守られてきただけです。
私の議長就任にあたっては、私どもを含め複数の会派間で協議を行い、さまざまな条件の中、合意をしていましたが、その合意を先方から壊れされたので、辞める理由がなくなったということです。
当然ながら、合意に参加していない方々から、約束だからやめろなんて言われる筋合いの話ではありません。
ですので、私も兼本副議長も辞めることなく、粛々と職務を全うする覚悟を決めています。


現在は、不信任決議を可決した議員は、議会運営委員会委員の選任や常任委員会委員の選任など実質審議に応じないという態度をとっており、議事が進んでおりません。この混乱は、今会期中続くかもしれません。


しかし、この騒ぎ、議会の中では、私に対する逆風が吹き荒れていますが、傍聴に来られた市民やネット中継を見られた方々からは、応援の声をぞくぞく頂いています。時間が経てば、不信任決議に賛成した議員も市民などからのプレッシャーで考えを変えることでしょう。6月議会には、その混乱もおさまっていることと思います。

 

以上、1〜5まで長々と書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ちょっと難しかったかもしれません。何か、わからない点や聞きたい点がありましたら、遠慮なくお尋ねください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
今後とも、ご指導ご支援頂けましたら幸いです。


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