今日は、議会研修でした。
5月30日の不適切発言のようなことが二度と起きないようにと、講師に元・福岡県男女共同参画センターあすばる館長で現在は県議会議員の中嶋玲子さんをお招きして、男女共同参画・ジェンダー平等の現状と課題、議会関係のハラスメント防止などを学ぶ機会としたいと企画したものです。
あすばるの館長をされておられたときに何度かお話は聞いていましたが、今日も力のこもった説得力のあるお話を90分びっしりされました。特に印象に残ったのは、「思い込みや決めつけ、既成概念に囚われない」、「対等・平等とは仲良くという甘ったるいものではない」ということでした。
人は、一日に最高3万5千回以上の意志決定をしているそうです。これだけ意志決定していると言う事は、ほぼ、反射的に行動していると言う事でしょう。
ついつい、今までの自分の経験だったり聞いたことなどで判断をしているということでしょうが、だからこそ、「思い込みや決めつけ、既成概念に囚われない」ことが大切なんだと改めて感じた研修でした。
西日本新聞などに告知のご協力を頂いたお陰もあり、市民の参加も20人近くおられたようです。
中嶋さんの講演を終え、10分程度の休憩の後は、議会運営についての研修。議員・委員の発言に関する規定、議長・委員長の権限に関する規定を中心に学びました。
今回の不適切発言については、今日の研修を終え、一区切りです。今日の学びを活かして、人権を尊重し、責任を分かち合い、性別に関わりなく、個性と能力を十分に発揮することができる社会の実現に貢献する議会と変化を積み重ねたいと思います。